文豪達との青春 【学スト】

学園祭準備 ページ31

その日以降、演技の指導を受けたりしながらクラスの出し物の用意もしていた

男子の服を女子が借りて女子から男子は服を借りれる人は借りる

費用の制限があるのでそうしたらこれが一大事

「Aさん！お願いします」

「すみません、どう考えても私の服が破れちゃいます」

「Aに近づかないで」

その日以降何故か男子が私の元に来る

そんなに私は男子っぽいか？

そう考えていると敦が私達の元にきた

「あ、あの……Aちゃん、僕、鏡花ちゃんとAちゃんしか女の子の友達っていなくってそれに今月金欠だから……ダメ、かな」

「……私のサイズは入らない、Aが入りそう？」

「うーん……ミニスカートみたいになるかもしれないよ？」

「う、うん……それでも良いよ_______」

「俺も！俺たちも！」

とクラスの男子達がまた来る

それを見かねた国木田先生が費用を出してくれるらしい

全員合わせて三十人もいないので出してくれるそうだ

男子は身長が低めの人はメイド服

身長が高い人は女中さんが着るような着物とエプロン

「似合うよ賢治くんに谷崎くん、敦も」

「わ〜ありがとうございます！」←メイド服

「う、うン……ありがとう……」←女中さん

「僕のせいで国木田先生の費用が……」←女中さん

「五月蝿い！」←女中さん……

え、国木田先生も！？

「も、もしやそう言う趣味趣向でしたか」

「違うわ！買ってる時に太宰に唆された」

「貴方先生ですよね」

生徒に唆されるって如何なの？

「……女子は執事と王子……一人だけ費用が馬鹿みたいにかかった」

「……似合う？」←執事

「……鏡花は似合ってるのですが何故その費用が馬鹿かかる王子を私に罪被せるのですか」←王子

「ちょうど宣伝になるだろうし似合うだろう、と太宰が言っていたぞ」

騙されてる……

この人オレオレ詐偽に息子がいなくても引っかかるタイプだ

いや、逆に引っかからないかも？

「……それで？内装も飾れましたし、後は料理の材料も揃いましたので明日を迎えるまでです」

「よく三日でここまでしたな」

「まあ……皆さん必死に頑張っていましたからね」

そう言いながら、心の中で学園祭に彩る学園を見てワクワクしていた

学園祭開始！→←過保護な兄

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