＿30（D.O） ページ30
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Aは目を見ない。
人見知りもあるけど、
あの頃よりも深くなっている闇。
腕を掴んでるのに離れて行きそうで。
逃したくなくて必死だった。
『おれはAのヒーローになれない？』
『・・っ・・それは。』
『ひつようとしてよ。』
『違う！私は駄目なの。』
『なにがだめ？』
日本語で話しかける。
Aのために日本語を覚えた。
でもそれを知られたくなくて、
今まで喋れないふりをしていたからたぶん驚いてる。
Aの後ろにいるメンバーが目を見開いてる。
『私、ギョンちゃんに依存してた。
日本に行って、頑張ろうって思った・・けど。
上手くいかなかった。それで・・。』
『A？』
『あの頃・・ギョンちゃんと一緒に居た私は
・・・・・・もう死んじゃったんだ。』
『・・しんだ？』
『私が殺しちゃったんだよ。』
Aは俺の腕を振り払う。
そして左手をギュッと抱きしめる。
『ギョンちゃんは今はアイドルなんでしょ？』
『うん。そうだね。』
『こんな穢い私なんかと関わっちゃだめだよ。』
『なんできたないの？』
『穢いよ。あの先輩が言うように世界が違う。』
大きく線を引かれる。
アイドルと一般人って。
でも、俺たちの関係ってそうじゃない。
『A・・・すきだよ。』
『！！！！』
『ずっといえなかったけど。いまもかわらないよ。』
『違う！ギョンちゃんは勘違いしてるだけよ。
たしかにあの頃は・・・』
『これ。おれのマーク。』
ほっぺのハートに触れると。
Aの目から涙がこぼれる。
そのまま近づいて頬にキスする。
外野がうるさいけど、そのままAを抱きしめた。
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VV(プロフ) - 華雪さん» 華雪さんコメントありがとうございます。悠太くんはまだまだ出番がある予定なので楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2017年9月26日 21時) (
レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
華雪(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます！ユータが出てきたの嬉しかったです(o^^o)これからギョンスとどうなるか、楽しみに更新を待ってます！ (2017年9月26日 16時) (レス) id: 42782c3b22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年9月20日 0時
