真っ赤 ページ24
私たちは無事帰宅。
私たちは死神のままだ。
義骸は義魂丸を抜いて、押し入れにしまった。
戻る気になれないのだ。
冬獅郎の体には包帯が痛々しく巻かれている。
貴「ごめんね、援護にいけなくて…。」
冬「いつまでも気にしちゃいねーよ。」
貴「…うん。」
ズキンッ!
貴「…ッ!」
冬「A!?」
あぁ、東仙にやられたんだっけ。
グリムジヨーを連れ戻しに来たとき…。
ガキィィィン!
私は東仙に斬りかかった。
東『高砂…。今日はやけに隙が多いぞ。』
ザシュッ!
一『高砂!!』
貴『…ッ!誰のせいだよ…!!』
私は肩から胸のあたりをかなり深く斬られた。
応急処置をして包帯を巻いておいたのだが傷が開いてしまったようだ。
ドサッ!
私はベッドに押し倒された。
貴「うぐっ…あぁっ…!!」
傷がベッドに、直撃した。
ベッドとはいえひどく痛む。
声を出さずにはいられなかった。
ズキン
ズキン
ズキン
冬「これのどこが大丈夫なんだ…?」
バッ!
冬獅郎が私の死覇装を襟をつかみめくった。
体に巻いた包帯があらわになる。
その包帯は血が滲み、真っ赤に染まっていた。
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2015年3月16日 16時