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｢で、どうなんだ?｣
獄寺の問いかけにバジルは首をかしげた｡
｢どう、とは?｣
｢Aの修行の話だ!うまくいってんのか?｣
ああ、と納得したようにバジルは頷く｡
｢順調ですよ｡まさか1日でリングを扱えるようになるとは思っていませんでしたが｣
｢えっ、リング操れるようになったの?｣
ツナの驚いた様子に対し、バジルはニッコリと微笑んだ｡
｢はい｡少々手こずりましたけどあっという間に習得しました｡もうほとんど失敗しなくなりました｡なかなか素質があるようですね｡リングと会話できるようになったみたいですし｣
｢ちょ、ちょっと待って｡話がぶっ飛びすぎててついていけないんだけど｣
右手を前に出してツナがストップをかけた｡それもそのはずだ｡リングと会話した、だなんて普通聞き流せない｡
バジルはAがしてくれた説明をできるだけ分かりやすく2人に伝える｡
｢そっか……不思議なリングとは聞いてたけど、まさか話せるなんて｣
｢ピアッジョっていうとイタリア語で雨だろ｡名前そのまんまじゃねえか｣
おのおの感想を言い合っていると、Aがうとうとしながら浴室からやってきた｡もう半分ほど寝てしまっている｡
｢A、ちゃんと髪乾かしたか?｣
｢やった……｣
寝ぼけ眼をゴシゴシと手でこすりながら答えたA｡眠気がピークまできているようで、しゃべり方がぽわぽわしている｡
｢ほら、もう寝ろ｣
｢まだ寝ない……自分のお皿洗ってから｣
｢今の状態でやったら皿割るから｡疲れてんだろ?｣
｢つかれて、ない｣
強情に寝床につこうとしないAに、獄寺は手をやいた｡いつもであればすんなり言うことを聞くのに、珍しい｡眠すぎるとわがままになるのか、と1つ新たな発見をした｡
｢まだ、ツナさんたち、とおしゃべり……｣
いすに座り船を漕いだかと思うと、Aは机に頭を寄せた｡スウ……と小さく寝息が聞こえてくる｡どうやら睡魔には勝てなかったようだ｡
獄寺はため息をついて軽々と彼女を抱き上げた｡
｢すみません、十代目｡A寝かせてきます｣
｢ああ、気にしないで｡俺たちもそろそろお暇するから｣
｢獄寺殿、ごちそうさまでした!｣
2人は小声でそう言うと、獄寺の部屋を出ていく｡
やれやれ、と思いながら獄寺も寝室へ向かった｡
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futureblue�鏡�(プロフ) - ちささん» 初めまして｡コメントありがとうございます!ツナにはかなりお世話になっています,ツッコミにも親バカにも回ってくれるので｡素敵と言っていただけて嬉しい限りです｡できるだけ早いペースでの更新頑張ります!ちさ様もお身体にはお気をつけてくださいね｡ (2019年12月17日 19時) (
レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - まくすうぇるさん» 初めまして｡コメントありがとうございます!そうですね,大人びているところがあるとはいえまだ8歳児なのでそんたくできないお年頃です(笑)多分順位としたらツナ>>>ヒバード>骸ってところですかね｡ (2019年12月17日 19時) (レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。作中の綱吉と同じ気持ちで毎回読ませて頂いております← すごく素敵な作品でもう更新が楽しみで楽しみで仕方がないです！お体に気を付けて無理せず更新頑張ってください！ (2019年12月16日 23時) (レス) id: 6d1f2ce8ab (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 主人公の関心 骸＜ヒバード ぷぷっ・・・www (2019年12月16日 19時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - 成田優吾さん» 初めまして｡コメントありがとうございます!何回も読んでいただけてるなんて嬉しさの極みです｡なかなか読者の方の声を聞くことができないので、面白いと言ってもらえて幸せです｡早いペースで更新できるよう頑張ります!成田優吾様もお身体にはお気をつけてくださいね｡ (2019年12月9日 18時) (レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：futureblue�鏡� | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2019年11月22日 16時
