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｢お口に合いますか、十代目｣
｢うん、美味しいよ獄寺くん｣
それはよかった、と獄寺は自分もチャーハンを口に運ぶ｡山盛りになっていたはずのチャーハンはもう半分以上切り崩されていた｡
｢……A、そんながっつかなくてもまだあるから｣
ガツガツと食べ進めていたAがむせたのを見て、獄寺は彼女の背中をさすってやった｡
｢ごめんなさい、なんか今日はお腹ペコペコで｣
コップに入った麦茶を飲み干してから、Aは恥ずかしそうに笑った｡するとテーブルの向こうから同じように咳き込む音が｡
｢ったく、師弟共々何やってんだよ……｣
｢すみませ、ゴホッ｣
呆れたように言いながら、獄寺はバジルのコップに麦茶を注いだ｡
｢獄寺殿は料理もお得意だったんですね｡とても美味しいです!｣
やっと落ち着いたバジルが獄寺の料理を褒め称える｡褒められた獄寺自身は軽くあしらっていたが｡
｢それにしても意外ですね｡てっきり守護者の皆さんは一流シェフが作った料理を食べると思っていたものですから｣
｢あー、確かにシェフはいるんだけど｣
ツナがバジルの疑問を解消すべく話し始めた｡
｢シェフがいるところ、食堂みたいになってるんだよね｡皆メニューの中から食べたいもの選んでいくの｡俺は料理とか苦手だし、時間ない時はかなり利用してる｡まあ部屋にはキッチンついてるし、自分で作っても食堂で食べても好きにしていいってことにしてるんだ｣
｢なるほど、そうだったんですね｣
そう言いながらも、バジルはもくもくと食べ進めていく｡大皿の上のチャーハンはきれいさっぱり消えてしまった｡多めに作っておいた獄寺の判断は正しかったといえる｡
｢ごちそうさまでした｣
先に自分の分を食べ終えたAは再び手を合わせた｡食べたら眠くなったのか、ふあ……と口を手で覆いあくびをしている｡
｢眠いのか?｣
｢うん、ちょっとだけ｣
ちょっとだけなわけがない｡目がすっかりトロンとしている｡
風呂入ってこい、という獄寺の指示に素直に応じて彼女はふらふらと浴室に向かった｡
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futureblue�鏡�(プロフ) - ちささん» 初めまして｡コメントありがとうございます!ツナにはかなりお世話になっています,ツッコミにも親バカにも回ってくれるので｡素敵と言っていただけて嬉しい限りです｡できるだけ早いペースでの更新頑張ります!ちさ様もお身体にはお気をつけてくださいね｡ (2019年12月17日 19時) (
レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - まくすうぇるさん» 初めまして｡コメントありがとうございます!そうですね,大人びているところがあるとはいえまだ8歳児なのでそんたくできないお年頃です(笑)多分順位としたらツナ>>>ヒバード>骸ってところですかね｡ (2019年12月17日 19時) (レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。作中の綱吉と同じ気持ちで毎回読ませて頂いております← すごく素敵な作品でもう更新が楽しみで楽しみで仕方がないです！お体に気を付けて無理せず更新頑張ってください！ (2019年12月16日 23時) (レス) id: 6d1f2ce8ab (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 主人公の関心 骸＜ヒバード ぷぷっ・・・www (2019年12月16日 19時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - 成田優吾さん» 初めまして｡コメントありがとうございます!何回も読んでいただけてるなんて嬉しさの極みです｡なかなか読者の方の声を聞くことができないので、面白いと言ってもらえて幸せです｡早いペースで更新できるよう頑張ります!成田優吾様もお身体にはお気をつけてくださいね｡ (2019年12月9日 18時) (レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：futureblue�鏡� | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2019年11月22日 16時
