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島だー！島が見えるぞ！！
マ「もう着くのかよい。予定より半日早いねい。」
Aがいなくなって一年。
ずっと探し続けているが…さすがA。
なかなか見つからねぇよい。
エ「次はここじゃねぇか？」
エースがそう言って向かう島は当たらずとも遠からず。
たしかにAがいた痕跡はあったが、アイツはとっくに島をでた後だった。
マ「今頃どこで何をしてるのかねい。」
サ「任務終わって帰っちまってたらどうするよ。」
ハ「ちょっとサッチ。変な事言わないでよイゾウの前で。」
サ「あっ！！わりぃつい…」
イ「…ﾊｧ。大丈夫だ。構わねぇよ、サッチ」
あれからずっとイゾウの奴は落ち込んだままだ。
さすがに隊長だけあって仕事は確実にこなすが…
マ「(今にも倒れそうだねい。)」
心配でしかないよい。
ーー
島に到着だ。
船員達も続々と島に降りたって行っている。
エ「俺も行ってくるかな。アイツの情報、何か掴めるかも知れねぇし。」
マ「頼むよい。エース」
エ「おう。」
エースはいつも船を降りると決まってある場所に行くよい。
それは人気の少なくて見晴らしのいい、日も差しにくい砂場だ。
なんでもAはいつも、そう言った場所に船を停めると言っていたな。
マ「なんだよい？それ」
エ「なんでも戦闘になっても周りを巻き込まず、かつ情報漏洩を防げるから。らしいぜ？」
マ「あー。なるほどねい。まさに一石二鳥ってわけだよい。」
でも、いつもそこには何もなかったねい。
今回もきっと…
ーー
エ「マルコォォ！！マルコ大変だ！！」
マ「どーしたよいエース。また食い逃げでもして追われてるんかよい？」
エ「ちげーよ！！あったんだ！！」
マ「あった？何がだよい？」
エ「アイツの！！Aの小舟があったんだよ！！反対側の人気のねぇ砂場に！！」
マ「なんだって！？オヤジ！！」
白「…フゥー。ようやく尻尾掴んだか。あの家出娘め
…連れ戻してこい、お前ら」
サ「もちろんだぜ！！おら行くぞ、お前ら！！」
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年6月14日 5時
