サメ妹と鯨6 (ページ12)

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その話はダメですページ12

ある日の事

エ「なぁ、A」

「なんですか？エース」

読書をしていた私の部屋に、エースが入ってきて珍しく部屋に居続けています。

エ「ちょっと思ったんだけどよ、お前って俺以外に諜報教えた事ねーのか？」

ピクッー

「…なんでですか？」

エ「お前の訓練はたしかにきついけどよ、ヴァリアーの連中なら俺よりも耐えられそうだろ？」

「そんな事ありませんよ。エース並の根性は稀です」

エ「喜んでいいのか？それ。」

なんて複雑な顔してるんですか…

エ「まぁ、いいけどよ。なんか俺以外に教えてなさそーだなぁって思って。」

「…」

エ「教えてやればヴァリアーでだってお前の仕事減るんじゃねーか？」

「…エース。この話は終わりです。」

エ「？？なんで？」

「なんでもです。だいたい、さっきも言いましたが私の訓練についてこれる根性もった人なんてそうそういないんですよ。」

エ「そうかぁ？あ、じゃー船の奴らに教えんのはどうだ？俺以外にもこういうやり方知ってた方が今後の「エース」

「ふぅ。エース、もう一度言います。この話は終わりです。」

エ「お、おう」

まぁ。驚いた顔してますね。

でも本当にこの話は嫌いなんです。

エ「「……」」

エ「なぁA！」

「…なんですか？エース」

本当に落ち着きのない人ですね(笑)

エ「今度はいつ任務なんだ？」

「そうですね。今は怪しい動きがありませんが…」

エ「怪しい動き？」

「はい。時々降りて島を見回ってるんですよ？知りませんでした？」

あ、今日一番の目の開きようです。

エ「はぁぁ！？知らねぇよそんなの！！」

「あらあら。てっきり知ってるものかと。」

エ「なんで言ってくんねーんだよ！！今度からは俺も行くからな！！」

「見て回るだけですよ？」

なんでそんなについて来たがるのか…

買い物行く時のおチビちゃん達と同じですね。

エ「それでも行くんだよ！Aだけじゃ心配だからな！((ﾆﾋｯ」

「……。クス、言うようになりましたね、まだまだ未熟のくせに。」

うるせぇ！なんて言うエース。

わしゃわしゃと頭を撫でればまた怒ってますよ。