隠し通路 ページ44
エ「(まさかこんな事になっちまうなんて…)」
イゾウとAのガキの将来の為に隠し通すって話しだったんだ。
だけどAがいなくなっちまったら元も子もねーじゃねぇか!!
エ「(絶対に捕まえる!!)」
こんな時にイゾウの奴、どこ行ってやがんだ!!
今ハルタが探してるが…間に合うのか?
イ「エース!!」
エ「イゾウ!しーっ!しーっ!」
イ「はぁっ、はぁっ!!Aは…アイツはまだ部屋かい?」
エ「出てきてはいねぇが…油断するなよイゾウ!開けた瞬間に飛び出してくる可能性だってある!」
相当焦って来たんだな。髪が乱れてるじゃねぇかよ
イ「はぁっ、はぁ…はぁー。<<バンッ!!>>A!!」
エ「!!」
…おかしいな。静かだ…
イ「A?どこにいるんだ?」
エ「イゾウ?Aの奴いるだろ?」
イ「いや…いねぇ…」
エ「は!?冗談はよせよ!!俺ずっと見張ってたんだぜ!?」
イ「アイツの事だ!!気づいてたんだろ!」
エ「でもどうやってこの部屋から抜け出すんだよ!!」
イ「っ!!…そういやぁアイツ…」
ーボンゴレの本部は隠し通路ばかりですから。部外者は生きて帰ることはできませんよ。ー
イ「前に…たしかボンゴレ本部は隠し通路ばかりだって…まさか!!」
エ「なんだよ!?心当たりあんのか!?」
イ「隠し通路!!Aの奴、この部屋改造してんだ!!」
エ「隠し通路!?」
どこかにAが使った隠し通路があるって言うのかよ!?
ったく、どこまでも抜け目のねぇ奴だな!!
エ「つってもどうやって探すんだ…?ん、なんだこれ?」
ーエース知っていますか?大事な物は見つけられないよう、自分にしか分からない仕掛けを施す物です。ー
エ「これだ…これだイゾウ!!」
イ「これって、写真か?」
そうだ、この写真!!
俺達と撮ったやつとヴァリアーの奴らと撮った二枚の写真が入ったこのフレームだ!!
イ「これが何なんだよ?」
エ「これがきっと、隠し通路に繋がってるはずだ!!」
イ「なんだって?」
どこかにあるはずだ!!どこかに…
エ「……((カチッ))!!あった!!」
イ「本当か!?((ズズズ…))なっ、机が動いたぞ!?」
エ「やっぱりな!!人一人しか通れねぇような細い通路だ…Aの奴、いつの間にこんなの作りやがったんだ?」
イ「今はアイツを追うことが先だ!!行くぞエース!!」
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作者名:たまごやき | 作成日時:2022年6月14日 5時