サメ妹と鯨 (ページ22)

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カツアゲダメ。ゼッタイ。ページ22

男「100ベリーだぁ？この俺様から金を取ろうってのか！？」

果「ひ、ひぃぃ！」

あぁ。カツアゲですね。
目の前で堂々と。

男「おい店主よ。命は大事だよなぁ？たった100ベリーで死にたくねぇよなぁぁあ？」

果「か、勘弁してください！こっちも商売なんで男「あ゛ぁ゛！？」ひぃぃ！！」

これはこれは。見ていられない。
ほんと、物騒な世界ですねここは。

「ちょっとお待ちなさいな。あなた、お金って物の意味ご存知ないんですか？」

マ「！！(アイツは確か懸賞金15万8000ベリーの海賊！)なんでそんなのがうちの縄張りにいんのかねい」

はぁ、と小さくため息をついて絡まれた店主を助けに行った女を助けに行こうとさすがに隠れるのをやめる。

その間も男は女に俺は15万の男だぞ！！と啖呵をきっている。

マ「おい、お前。もうその辺に「だから何でしょう？」え？」

拳銃を頭に押し付けられ今にも殺されそうだってのに平然としてまた抑揚のない声でそう切り返す女。

いやいやいや！さすがに動じろよい！！

「あなたが誰なのか存じ上げませんが、お金は払ってくださいな。じゃないと」

スっと上げる顔。
マントを深く被ってるせいでどんな表情かなんて分からないが口元は一のまんまだ。

「もう片方、無くなりますよ？」

そう言った次の瞬間。
拳銃を握る男の腕が肩ごと無くなった。

男「うっ、うわぁぁぁぁ！？！俺のっ俺の腕がぁぁ！！！？」

マ「お前、何したんだい？」

ぶしゃァァ！と豪快にでる血飛沫に転がり回る男。
女はこちらをチラッとみてまたため息をついた。

「はぁ、あぁよいよいさん。隠れんぼは終わりですか？」
マ「！！気づいてたんかよい」

「(まさか本当に気づいていないと思っていたなんて)」

今、多分ものすごく嫌な顔してますね私。
だって口がアーチ状になったのが自分でも分かりましたし。