超特急の姫。 part2

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ひとしきりヒーロー話が盛り上がり、時間的にもいい時間になった。



『あ、私そろそろ寝るね。』


タカシ「あ、おん。

おやすみな。」


『おやすみなさい。』


みんなからおやすみー、とのんびりした声が返ってきたのを確認してリビングを出る。



明日は私一人の仕事。


ありがたいことに雑誌の取材が入っている。


ひとまず今月中は明日から私に休みはない。


今日事務所で渡された今月のスケジュールには、一人の仕事も超特急の仕事も山ほどで、一日オフなんてなかった。



忙しくなるんだな、とか嬉しいな、と思うのと同時に


どんな毎日になるのか若干不安でもある。


でも進むしかないから。進みたいから。



期待の方が大きいかな！



そんなことを思いながら眠りについた。









Pipipipi...


アラームで目を覚まし、隣でぐっすり寝ているコーイチとタカシを起こさないように動き始める。


洗面所に向かって顔を洗ってからみんなの分の朝ご飯を作る。


テーブルに温めて食べる旨をメモに残して家を出た。


『いってきます。』


一人、歩いて駅に向かった。

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