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残り時間が5:06となった。
黒子は伊月からもらったボールをすかさずパスした。
「慣れかかってたのにまた元のウスさに戻ってやがる…!第2・3Q丸々20分ひっこんでたから…!?」
海常の選手が驚きの声をあげる。
その後も黒子が火神にパスを渡し、それを決めたりと、どんどんと差が詰まっていく。
今の得点は80対82。
そして日向がシュートモーションに入る。
「まさか…ウソだろ…!?」
そしてそのシュートは決まった。
得点は82対82となった。
「………同点…!?」
「同点だぁー!?誠凛、ついに追いついた!!」
同点となり焦りを見せる海常。
黄瀬も呆然としていた。
「(ーーーーーーーー同点!?)」
黄瀬が少し微笑みを浮かべる。
そして次の瞬間、目の色が変わった。
『(あぶない…!これは…!!)』
「!!」
「(コイツ…フンイキが変わった…!?)」
黄瀬は一気に黒子を抜くと、火神も抜きにかかる。
「黒子…」
黒子が黄瀬のボールを奪おうとするが、黄瀬はすばやく右手から左手にボールを移動させる。
「……!」
「なっ…」
『涼太…!!』
そしてそのまま火神も抜き去り、ダンクを決めた。
「オレは負けねぇスよ。誰にも、黒子っちにも」
「(コイツ、ここに来て…まだ強くなんのか!?黒子も見切ったってのかよ!?)」
そう言う黄瀬の目を見て玲奈は悲しげに顔を歪める。
『(勝利しか見ない目…あんな風に涼太がなったのは、私のせいだよね…)』
そのことに責任を感じずにはいられない。
『(だからこそこの試合は負けられない!だって、私はもう一度…みんなが笑顔で輝いてバスケをしている姿が見たいから!!)』
だからこそ私に今できることは、コートにいる選手を信じて待つしかない。
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うらら(プロフ) - ありがとございました! (2017年3月15日 6時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うららさん» コメントありがとうございます!嬉しいです^ ^緑間についてですが、元カレではありません。第1章の設定通り元カレは赤司です。でも、緑間含め『キセキの世代』は、全員主人公のことが好きなので、恋愛要素もたくさん取り入れたいと考えています。 (2017年3月15日 2時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!所で緑間は、元カレですか?それとも今現在も彼氏何ですか?良かったら教えてください! (2017年3月14日 21時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レーナ x他1人 | 作成日時:2017年2月22日 3時