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数日前。
『DFもいぶし銀。水戸部先生です!』
「………」
「!?」
無言で火神の前に立ちはだかる水戸部に彼は驚いた。
『これから毎日水戸部先輩と練習して、自分より大きい相手を封じる方法を体で覚えるの!』
玲奈は火神を指差しながら口角をあげる。
『いい?シュートを防ぐのはブロックだけじゃない。落とさせるのよ!』
ガン
火神が撃ったシュートはリングにあたりバウンドする。
「(んんっ!?入らねぇ…!?)」
水戸部のDFにより火神はシュートが入らなくなっていた。
「(普通の1on1ならともかく…インサイド限定だと、全然上手くいかねー!!なんかスゲーやりづれぇ…!?……………!)」
火神はあることに気づいた。
「(やりたいことをさせない。行きたいとこへ行かせない。そうやって相手の苦手な体勢に追いこんで、プレッシャーをかけて楽にシュートをさせない!そうすれば、もし届かなくても…)」
ガンッ
「またダメだ!!さっきから全然だぞ!?」
お父さんのシュートは全く入らない。
「全然入んねーし。外国人っても大したことねーな」
「(テキトー言ってんじゃねーよ!コートの中だとすげー圧力なんだよ!!)」
観客の声を聞き、新協学園の主将、谷村は眉をひそめる。
「(2mを今にもブロックしそうなジャンプ力!殺気とも言えるような集中力!生半可なプレッシャーじゃねぇ!!)」
「(……!!ナんなんだヨ、コイツ…!?)」
「また外した!!」
お父さんのシュートはまたもやゴールに入らない。
「ナんだヨもうっ!ムカツク!!」
「クサるなよ。ブロックされてるワケじゃねーんだ。DF!!」
シュートが思い通りに入らなくなりイラつくお父さんを、谷村が宥める。
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うらら(プロフ) - ありがとございました! (2017年3月15日 6時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うららさん» コメントありがとうございます!嬉しいです^ ^緑間についてですが、元カレではありません。第1章の設定通り元カレは赤司です。でも、緑間含め『キセキの世代』は、全員主人公のことが好きなので、恋愛要素もたくさん取り入れたいと考えています。 (2017年3月15日 2時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!所で緑間は、元カレですか?それとも今現在も彼氏何ですか?良かったら教えてください! (2017年3月14日 21時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レーナ x他1人 | 作成日時:2017年2月22日 3時