2 ページ32
「ドンマイ!取り返すぞ!!」
日向が伊月にボールを投げ、パスをもらった伊月が再び日向にリターンする。
「フリー!!もらった!!」
ボールを受け取った日向はフリーになったと思い、その場からシュートを撃った。
…がお父さんがそのシュートに追いつきブロックした。
「…マジかよ!?(あそこから届くんかい!?んな、守備範囲どんだけ!?)」
「ヨッと…」
そして、そのボールを持ったままお父さんは床に着地した。
「デタラメだろ、あんなの…やっぱりズリーよ。外国人選手なんて」
『そんなことないよ。ルール違反はしてないし、むしろ楽でいいと思う』
「でも…」
『だいたい、これから勝ち上がっていったら、あんな選手は全国でたくさんいる。見た限りバスケを始めて間もないみたいだから技術もない。攻略方法はいくらでもあるよ』
「「「(スゲー……!!)」」」
玲奈の冷静な解析に一年生は感心していた。
『それにさ…とんでもない奴らなら
そう言いながら、玲奈は火神と彼をジー…っと見つめる水戸部の方を見た。
「………」
「大丈夫!っスよ!」
スコアは8対3で新協学園が優勢である。
ガンッ
「落ちた!!リバン!!」
「ぐッ…」
お父さんはシュートを撃つがなかなか入らなくなっていた。
「(急に精度がガクッと落ちてる?…これは)」
『そう簡単に入らないよ。なんたって…火神君がお父さんに自分のプレイをさせてないからね』
お父さんの背後には火神がぴったりとくっついていた。
「自分のプレイを…?」
『届かなくてもやり方はあるの!水戸部先輩直伝のね!』
玲奈は余裕の笑みを浮かべる。
128人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うらら(プロフ) - ありがとございました! (2017年3月15日 6時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うららさん» コメントありがとうございます!嬉しいです^ ^緑間についてですが、元カレではありません。第1章の設定通り元カレは赤司です。でも、緑間含め『キセキの世代』は、全員主人公のことが好きなので、恋愛要素もたくさん取り入れたいと考えています。 (2017年3月15日 2時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!所で緑間は、元カレですか?それとも今現在も彼氏何ですか?良かったら教えてください! (2017年3月14日 21時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レーナ x他1人 | 作成日時:2017年2月22日 3時