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「オイ、黒子オマエ大丈夫か!?」


以上なほどに顔が青くなっていっている黒子に火神は驚きが隠せない。


『…どうしたのテツヤ。今さら弱音なんて吐かないよね?』


「…もう気持ちが折れそうです…」


『大丈夫!帝光の頃みたいな地獄のメニューは今はしないから』


「地獄って自分で言うのかよ!?ってか『今』はってことは今後する気なのか!?」


『え?火神君、今すぐしたいって?分かった…そんなにしたいなら今すぐ地獄を見せてあげるよ』


「…言ってねーよ!!」


「火神君、お疲れさまでした…ここで最後なんて残念です…」


「はあ!?」


「「「(…いったいどんなメニューだったんだ!!?)」」」


黒子の反応に周囲も冷や汗を流した。



「とにかく、予選本番は5月16日!!それまで弱音なんてはいてるヒマないわよ」



「「「「「おう!!」」」」」



こうして予選に向けた練習が開始されたのだった。






そして…



厳しい練習の日々が続き、気づけば5月16日ーー試合当日となった。



「全員揃ったわね!」


「また眠れなかったのか」



伊月の目線の先にはまた目が充血している火神がいた。



『興奮して眠れないとかありえない…』


「うるせっ」


玲奈もさすがに呆れていた。



「行くぞ!!」


日向の掛け声で誠凛バスケ部は動き出した。





一回戦が行われる体育館で誠凛はアップを始めた。
そこでふと日向はあることに気づく。


「てか、お父さんいなくね?」


「そういえば」


「!!」


その事実にショックを受ける火神。



「すみません。遅れましたー」


体育館の入口から声が聞こえ、誠凛メンバーはそちらの方に注目する。


ガン


「アィテ。日本低い、ナンデも…」


お父さんが体育館の扉の上に頭をぶつけながら登場した。



「「「(デケー!!!!ってゆーかなんか…長ぇ〜〜)」」」


あまりの身長の高さに唖然とする誠凛。


「何やってんだ、早く来い!」


「すみません、遅れましたー」


「なんでそこだけ流暢なんだよ!!」

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うらら(プロフ) - ありがとございました! (2017年3月15日 6時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - うららさん» コメントありがとうございます!嬉しいです^ ^緑間についてですが、元カレではありません。第1章の設定通り元カレは赤司です。でも、緑間含め『キセキの世代』は、全員主人公のことが好きなので、恋愛要素もたくさん取り入れたいと考えています。 (2017年3月15日 2時) (レス) id: 811ec93ba4 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!所で緑間は、元カレですか?それとも今現在も彼氏何ですか?良かったら教えてください! (2017年3月14日 21時) (レス) id: 1767713c64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レーナ x他1人 | 作成日時:2017年2月22日 3時

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