キセキを創造した神 第2章

第11Q おまえのバスケ 1 ページ14

「玲奈っち、ホントゴメン！」


『ちょっと肩がスースーするぐらいだから全然気にしなくて大丈夫だよ。涼太の気持ちが少しでも晴れたのならそっちの方が嬉しいからね？』


「ありがとう、玲奈っち！！」


『いーえ。どういたしまして』


あの後黄瀬と玲奈は一緒に帰ろうという話になり、二人で帰り道を歩いていた。



「そういえば、誠凛の人達とはどこで待ち合わせしてるんスか？」


『えっと…メールではこの近くのはずなんだけど……あっ、あった！ここだよ』


目の前に建っているのは『ステーキボンバー』というお店。


『……超ボリューム！！4kgスーパー盛盛ステーキ！30分以内に食べきれたら無料(タダ)…』


玲奈にはリコが考えている事がおおよそ想像できた。

するとタイミングよく店から黒子が出てくる。



『テツヤ』


「玲奈さん…黄瀬君も」


「…黒子っち…ちょうどよかった。ちょっと話さねぇスか」


「……？」


『じゃあ、私はここで…』


黄瀬の表情を見て、大事な話をするんだろうと思い玲奈はその場に残ろうとする。


「いや…玲奈っちにも着いて来て欲しいっス」


『……分かった』







それから、少し経って他のメンバーも店を出た。



「じゃ帰ろっか！全員いる？」


「…あれ？黒子は？」


「いつものことだろー。どうせまた最後尾とかに…」


火神は後ろを見て確認するが…


「いや…マジでいねぇ…ですよ」


「え？」


「そういえば…玲奈もいなくねーか？」

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