別世界転生駄目絶対

皆さんお怒りのようです。 ページ2

なか(あっ。母さんからだ。)

母さんからきたLINEの内容はこうだった。

母さん『今日の夜に別世界に移動するからそれまでに帰ってきてね。きっとこの世界にはもう帰ってこないから、友達(吸血鬼)には挨拶しときなさいよ？』

と言うものだった。昨日の俺の意見はガン無視されていた。しかもいつから知ってる友達が吸血鬼だと言うことに。

なか(はぁー。てかどこの世界に行くんだよ？何にも教えてくれないのにはい。なんて返事できねぇーよ。)

そんな時、俺の母さんとのLINEの画面を開いたままのスマホを後ろからスマイルに取られた。

なか「あっ！？ちょっ！？」

立ってスマイルから取り返そうとしたら、きんときに身体を掴まれて取り返せなかった。

そのまま俺はきんときに掴まれたままだった。こいつ力強いんだよ。意外と。

スマ「・・・・ん。」

スマイルは母さんから送られてきたメッセージを読むとみんなに回していった。

シャ「・・・・・へー。」

きり「どれどれー？・・・・・ふーん。」

ぶる「みしてー。・・・・・はい。」

きん「さんきゅ。ちょっとなかむ抑えといて」

ぶる「おけ。」

俺のスマホは、スマイル→シャークん→きりやん→ぶるっく→きんときの順でみんなにLINEを見られて言った。

・・・・・俺の人生終了のお知らせ。皆さん目がものすごく怖い。起こってらっしゃいますね。これは。

なか「あのー？みんな？」

きり「・・・なんで黙ってたの？」

なか「！・・・え、えーと、そ、そのー。」

声が低くでびっくりした。いつも俺よりも低い声だったけどここまで低くなってると凄い怖い。

シャ「・・・・・お前また自分一人で溜め込んでたのかよ。・・・・」

なか「うっ。・・・・(¬_¬)」

シャークんに鋭いことを言われてうっとしか言えない。

いやだってさ急に「俺今日別世界に行くんだ」
なんて言われたら困るでしょ？！

まあ・・・・・一人で確かに溜め込んでいたけど・・・・

きん「・・・・・別世界ってどこ？」

なか「え？！し、知らないよ？」

これは本当だ。だって母さん教えてくれないんだもん。

ぶる「本当に？嘘だったらすぐ吸血するからね？」

なか「う、うん。」

怖いよ！目が本気だよ！でも知らないからしょうがないね。

スマ「別世界に行かなきゃいけないって知った日はいつ？」

なか「え？き、昨日だけど・・・」

なんでそんなことを？それにスマイルも怖い！

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