体は言葉よりも早く 俺様（ミミズ）さんリク ブラックモア 激甘 ページ47
「A…もう少しだけ我慢なさい」
「ん……あっ」
「もう少し」とか「あとちょっと」という彼の言葉をもう何度も聞いている。
今日の夜…八時前くらいか。ブラックモアが三日ぶりに仕事から帰ってきた。家に帰るなり私の身体を抱き寄せてキスの嵐、そしてベッドに直行。
それからはお察し。
よっぽど高揚が抑えきれないのか、彼はもう長い時間私を離さない。
私はもう喘ぎ声も絶え絶え、掠れた呻きに近いものが喉から零れる。勿論私を揺さぶる彼も流石に消耗したみたいで、いつもの下り眉を更に下げて疲れた顔をしている。
「…ぁ、ぐっ」
何度目かの欲を吐き出したところで、やっとブラックモアの腰が止まる。ぎゅっと切なげに目を閉じて、そのまま私の上に倒れこむように上半身を曲げた。
やっと終わった。
それからお互い、ぐったりとベッドに横たわる。
「ハァ、ハァ…ねぇブラックモア」
「何ですか……」
「私、知ってるのよ…貴方がこうやって私を長く激しく抱くのは酷い仕事をした後だって」
「……!」
私も一応裏社会に顔が利く人間なのでブラックモアの仕事は知っている。
彼は表向きには保安関係の仕事に従事している…だが裏ではそれなりに汚れ仕事もやっているのだ。
人間、例えばスポーツ観戦は興奮する。その冷めやらぬ興奮をこうして男女の交わりで発散することが多いのだ。
殺しをやるときだって一緒だ。こういう時にもアドレナリンやら何やらで興奮状態になる。
「こうされることが嫌なわけじゃないけど…あまり勢いだけで求められると流石に寂しいわ」
「…貴女は、私がただの欲だけで貴女をこうしているとでも？」
「えっ？…んっ」
いつも通り間延びした、でも少し低めの声でそう言ったかと思えば、彼はぐっと私の肩を抱きよせ、そっと奪うような口づけをした。
一回では足りなかったみたいで、もう一度長くキスをして、名残惜しそうにその唇を離す。
「私だって寂しいんです」
「寂しい？」
「ハイ……仕事中も気がつくと貴女のことばかり考えて…たくさん言いたいことがあるのに貴女を見ると抑えきれなくていつもこんなことになってしまう。すいませェん…上手く伝えられなくて」
「ううん…私もごめんね。ありがとうブラックモア、大好き」
彼の正直な気持ちを聞いてホッとした。軽いキスをすれば彼も薄くほほ笑む。
二人幸せな気持ちで体を寄せ合い、目を閉じた。
ユアマイオンリー 林檎凛子さんリク ホル・ホース 激甘(?)→←お泊り会 和乃佳さんリク 七部刺客
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ウィルゴ・パルテノス - リクでダービー兄弟と一緒に日本の駄菓子を食べてみたをお願いします (2022年8月16日 7時) (
レス) id: b628f3ea92 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコダイル - 15さん» コメントありがとうございます。浮上もできない半端な者ですがもう少しだけ頑張るつもりです。 (2020年9月18日 16時) (レス) id: eaa08fab16 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコダイル - みかんじゅうすさん» 更新はするつもりです。ですが、度重なる体調不良と将来の進路に関する活動を含む学生生活が忙しくてなかなか趣味としてPCに向かえない日々が続いております。決して投げ出したわけではございません。誠に申し訳ございません。もうしばしお待ちください。 (2020年9月18日 16時) (レス) id: eaa08fab16 (このIDを非表示/違反報告)
みかんじゅうす - もう更新されないんですか？ (2020年9月16日 23時) (レス) id: 33585c80db (このIDを非表示/違反報告)
15 - 神よ！ (2020年8月15日 22時) (レス) id: 33585c80db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコダイル | 作成日時：2018年9月17日 21時
