検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:354 hit

ページ1

「いやー。いい湯だねー」

『・・・ねぇ、神威』

「ん?」

『何で一緒にお風呂に入ってるの』

「ここが露天風呂だから」

少し怒っている○○に、神威は鼻歌混じりで答えた。

神威と○○は結婚して一か月の新婚。今日○○は、「地球に用事があるから、終わったら二人で温泉に行こう!」と神威に誘われ、こうして二人で温泉宿に来た。

浴室への出入り口はちゃんと男女別になって、そこから脱衣所、多種多様の浴室、そして○○は露天風呂へとやって来た。入る前、周りに混浴かどうか書いてないか一応確認はしたつもりなのだが・・・。見落としてしまっただろうか?

『ここ、混浴って書いてなかったと思うんだけど?』

「あぁ。事前に、ここの人に取り払ってもらったんだ。○○が警戒しないで、この露天風呂に来られるように。ついでに人払いもしたから、この時間帯はイチャイチャし放題だよ」

どこから突っ込もうか頭を悩ませる○○の腰を、神威はグッと抱き寄せた。

「そういえば、ここの温泉何で柚を浮かばせてるんだろ?」

それは昨日ネットニュースで観た。地球の日本では、冬至に柚を入れて入浴するのだそうだ。その理由は、柚湯に入れば風邪を引かない。と言われているようだ。

『それはね・・・』

「これ食べていいのかな?」

そう言うや否や、神威は一つ掴んでむぐっと口に含んでしまった。

「・・・んー。あんまり美味しくないや」

『これは食べる用じゃないの!』

美味しくない、とポイッと後ろへ投げ捨てられた柚はコロンと床に転がった。

2→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:夢小説 , 銀魂 , 神威
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜輝 | 作成日時:2020年12月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。