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ジョングクくんに手を引かれて来たのは
中庭の裏にあるベンチだった。
私はそこで、ジョングクくんに
お弁当のことについて話す。
「そっか…」
隣に座るジョングクくんが言った。
「暫く何も起きないと思ったら、突然これだね。しかも、これじゃまるでAが俺にお弁当を作ってくれるってことを知っていたみたいだ」
「うん…」
私は俯いて言う。
「…ごめんね、ジョングクくん。折角楽しみにしてくれてたのに」
「謝らないで」
ジョングクくんが私の手を握る。
「Aのせいじゃない。嫌がらせを受けているのはAなのに、どうしてAが謝るの」
「…でも」
「強がらないで。鞄を開けたとき、ショックだったんでしょ?A、凄く傷付いた顔してた」
そう言って、ジョングクくんが私を抱き締めた。
「A、嫌なことされたら嫌って言っていいんだ。Aが責任を感じる必要はないんだよ」
「…うん」
ジョングクくんが私の背中を優しく摩ってくれる。
私は目を瞑った。
「俺は嫌な奴だから…正直、Aにこんな想いをさせた奴が憎いよ。全部そいつの所為だって思う。…自分がAを守れなかったくせにね」
「そんな…!」
私は顔を上げた。
「ジョングクくんはいつも私を守ってくれてるよ…!今だって…ジョングクくんが傍に居てくれるだけで私、安心する」
「…A」
「…だからそんなこと言わないで」
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あすか(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月4日 10時) (レス) id: 15a30d915f (このIDを非表示/違反報告)
天才みんしゅが - キャーー!!!!!!!!!!いいところで終わったーー!!え、は、ん?絶対ふわふわ女の子、物語の鍵を握る人ですよね?わぁー楽しみです!続き、続き待ってます! (2020年7月26日 9時) (レス) id: 76fab61346 (このIDを非表示/違反報告)
1ちゃん - 結構経っていますが、更新楽しみにしてます! (2020年7月2日 20時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ(プロフ) - Bigloveさん» わざわざコメント下さったのに、更新遅くなり申し訳ないです(;_;)私のことはお好きにお呼び下さい〜!また可愛いじょんぐぅ書けるように頑張ります! (2020年3月28日 22時) (レス) id: 70812af267 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ(プロフ) - kannaさん» 更新遅くなり申し訳ないです( ; ; )ステキなコメントありがとうございます!更新再開していきますので、宜しければまたお付き合いください♪ (2020年3月28日 22時) (レス) id: 70812af267 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/Cha27073585
作成日時:2019年4月29日 15時