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12月23日 PM4:00_ ページ13
カノside
「あの…ちょっといい?」
先程まで黙ってルーズリーフを眺めていたコノハくんが口を開いた。
「なんだ?」
「あのさ、ちょっと犯人を考えてみたんだけど、僕らって結構社会から隔絶された生活をしてるよね?」
「ああ。」
「そんな僕らのメンバーを正確に捉えて、その内の子供と後々面倒くさそうなキサラギ、後貴音を抜くなんて知らない人だったらできないと思うんだ。」
その言葉に場が凍りついた。マリーはまたもや泣きそうな顔をしていて、シンタローくんは眉間にシワを寄せている。この先を想像できないほど、僕らは馬鹿ではなかった。
「つまり?」
キドはやけに平坦な声で先を促すと、コノハくんが重々しく告げた。
「犯人は、僕らを知っている人、つまり、楯山先生、アザミさん、アヤノちゃん、ヒヨリちゃん、そしてこのメンバーのうちの誰かだと思う。」
12月23日 PM4:10_→←12月23日 PM3:50_
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作者名:零月 | 作成日時:2015年9月8日 23時