【銀魂】土 蜘 蛛

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銀時｢つー事で、
暫くAちゃんを預かる事になりました。

テメーら 死に物狂いで世話しろよォ｣

新八｢分かんねェよ！！！！
何一つ説明してねェだろ！！！！｣

銀時｢だからアレだよ。アレ。
思春期によくあるアレだ

怪我したら親に知られたくねェっていうアレだよ｣

新八｢いや分かんねェよ。馬鹿かあんた！
怪我の度合いが違うだろ！

この人 骨折してますよ？
腕と足！！頭も包帯巻いてるし！！！！
隠すレベルじゃ無いでしょ！？？｣

銀時｢仕方ねェだろ。
本人が知られたくねェって言うんだから｣

神楽｢おい眼鏡。
お前、A来てからずっと調子乗っててキモイアル｣

銀時｢これだから童貞は困るんだよねェ｣

神楽｢本当にいやァねェ〜最近の眼鏡は｣

新八｢あんたら殺していいですか｣





ぎゃあぎゃあと騒ぐ三人の反対側のソファに座るA。


神威に送ってもらった翌日(今日)の朝、
万事屋を思い出し電話を掛けた。

怪我の理由や神威達の事は勿論 伏せ、
事の事情を話すと潔く了承してくれた。


タクシーで万事屋へと向かい 今に至る。





新八｢えっと…東雲さん、職場は大丈夫なんですか？｣

『療養期間として長期休暇を頂いておりますので
ご心配は御座いません』

新八｢療養期間に何で別の骨折っちゃってんのさ｣

『諸事情でして…』

神楽｢ぷッ。今 振られたネ。

同じ職場の人に告白した時
仕事とプライベートは分けてるからって振られた時と同じやつネ｣

新八｢何なんだよそのピンポイント。
神楽ちゃん…一体何処でそんなの覚えてきたの｣

神楽｢連載ドラマの
『モテない男が職場で優しくしてくれた女に恋するけど その優しさは上辺だけで陰では悪口しか言ってない』アル｣

新八｢いや、題名長ェよ。全国のモテない奴を徹底的に殺す題名だよ

よく地上波で放送できたな｣

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