【銀魂】土 蜘 蛛

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阿伏兎｢嬢ちゃん 今回は早めに帰ったらどうだァ？
1週間後ぐらいならまた戻れるからよォ｣

『申し訳ないです…
今回はお言葉に甘えさせて頂きます』

阿伏兎｢そうしとけェ。
団長が目ェ覚まして、また暴れ回ったら、
流石に今のあんたじゃ、あの世行きだ｣

『ふふっ。そうですね』

阿伏兎｢笑い事じゃねェよィ。このすっとこどっこい｣






阿伏兎は呆れながら頭を搔く。






阿伏兎｢まァ、暫く部屋で安静するこったァ｣






既に治療を終えたAは
部屋のベッドの座っていた。






『ありがとうございます』

阿伏兎｢飯とかは運んでやるから安心しなァ｣







阿伏兎はさっさと部屋を出て行く。








『分かっていましたが、やはり無謀でしたかね…』







＿＿＿＿＿＿＿




＿＿＿＿





『…あの』

神威｢何？｣






目が覚めると、当たり前かの様に
ベッドの隣に置かれた椅子に神威が座っていた。






『ここは私の部屋ですよ？』

神威｢うん。知ってるヨ｣






確信犯だと気付くと、
Aはこれ以上は何も言わなかった。






『何か御用ですか？』

神威｢傷の治りが遅いって事は夜兎じゃ無いんだネ｣

『えぇ、違いますね』

神威｢俺、あんたの事気に入ったヨ。
次はさ、その腕と足…治してからまた殺ろうヨ｣

『次も来るかは分かりませんよ』

神威｢じゃァ、俺が会いに行くヨ｣

『それは少々困りますね…』

神威｢なら、また来てよネ｣






神威は口角を上げると、椅子から降りる。






神威｢じゃ、バイバイ｣








ニコッと手を振ると部屋から出て行った。







『…進展はありましたね』

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