【銀魂】土 蜘 蛛

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阿伏兎｢ンで、今回の滞在期間は？｣

『そうですね…
多く見積もって2、3週間って所ですかね』

阿伏兎｢あいよ〜
あの馬鹿と余計な戦闘はしない様にな｣

『大丈夫ですよ。
私に興味が無いようですし』

神威｢誰の話をしているのかナ？｣






ピョンッとアホ毛を生やし、
三つ編みを後ろで一本に束ねた男が二人の背後から現れる。






阿伏兎｢だ、団長…飯食ってたんじゃねェのか｣

神威｢これからだヨ。

ンでそっちの奴はまた来てるの？
どっかで野垂れ死んでるかと思ってたのに残念だヨ｣

阿伏兎｢まァ また稼ぎに来てるだけだよ｣

神威｢ふぅ〜ん。
ま、何かあったら全部 阿伏兎の責任だから何でもいいけどネ｣






ニコニコとしながら、二人の隣を通り過ぎて行く。






神威｢あ、そいつ殺す時は俺に殺らせてよネ。
何だか最近 星屑しも無くてうずうずしてるんだヨ｣






｢それじゃ｣と食堂へ向かって行く。






阿伏兎｢…嬢ちゃん
絶対、団長と戦闘なんざするなよォ？

ありゃ、勝っても負けても地獄だぜ｣

『…阿伏兎さん。
お手隙の際にお手合わせをお願いしたいのですが…』

阿伏兎｢おィおィ勘弁してくれよォ。
あんた充分強ェだろ｣

『いえ…少し鈍ってしまっているので』







マントの下に隠された、
包帯を巻かれ 固定された右腕を見せる。







阿伏兎｢ﾊｧ…
大人しく回復を待つ事は出来んのかねェ〜｣

『時間の余裕もありませんし…
それに、あまり此処には長居出来ませんので』







少しばかり殺気だった赤い瞳がギラつく。







阿伏兎｢あの馬鹿ほっといて、
もう来ない事をオススメするぜ｣

『…ご迷惑をおかけします』

阿伏兎｢本当だぜ…ったくよォ。
まァ 今日はちと厳しいが明日辺りなら空くから待ってろ｣

『…ふふっ。ありがとうございます』

阿伏兎｢何笑ってんだよォ…
さっさと自分の部屋に行ってこい｣

『えぇ、分かりました』







Aがペコッと頭を下げると自室へ向かう。







阿伏兎｢分かんないねィ。地球人の考えは｣

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