【銀魂】土 蜘 蛛

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町の中、一際存在感を表す白と黒。





土方｢…｣

『…』





真選組(1部仮)が歩いていた。






土方｢…つか、その腰にぶら下げだ木刀はなんだ？
どっかのクソ天パが頭にチラついてイライラすんだわ｣

『坂田さんですか？』

土方｢名前出すんじゃねェ｣






ピクピクと眉間にシワを寄せ、眉を動かす。






『…私は真剣は使いませんので』

土方｢…お前仕事舐めてんのか？

悪ィが真選組(ココ)に居る以上、
そんな甘ったれた考えは捨てろ。次いでにその木刀も捨てろ｣

『…それはお約束できません』

土方｢ァ？｣

『…茂茂様がこの世で存在する限り…
私があの方をお守りする限り、刀は抜きません。

約束しましたから。茂茂様と』

土方｢…このご時世で何、馬鹿やってんだコラァ。
テメェが死ぬだけだ｣

『…私は茂茂様をお守りする為にここに居ます。
今(・)の私が忠誠を誓ったのはあの方だけですから。

命が惜しい等は思いません』






｢東雲

夜明けの空に染まる茜色

お前の髪の色だ｣







土方｢…そーかよ。
せいぜい苦しまない様 死ぬこったァ｣





カチッと口に咥えた煙草に火をつける。






『そうですね』






Aはそう言うと微笑んだ＿＿＿

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