【銀魂】土 蜘 蛛

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土方｢ンな歳で、
将軍の部隊なんざ就いてっからこんな事になんだよ。

こっちとら山の様に仕事が残ってんだ。
迷惑なんだよ｣





居間から出ようとした時、
新八と神楽の足が止まった。




新八｢…ざけんな｣

土方｢ァ”？｣

新八｢巫山戯んなよ！！｣





新八の怒鳴り声に、土方が眉をひそめる。





新八｢あんたらがそんな事言ってるから、
東雲さんが此処に来たんだろ！！！

あんた、東雲さんの事 何も知らない癖に
何でそんな事 平気で言えんだよ！！！｣


神楽｢気が変わったアル
友達傷付ける奴なんかにAは渡せないネ｣

『志村さん…神楽ちゃん…？』

土方｢餓鬼が大人の事情に口挟むんじゃねェ｣

新八｢さっきから私情丸出しだった人が
何言ってるんですか｣

神楽｢新八ィ。コイツらに何言ったて無駄ネ｣

銀時｢ま、依頼受けたからには、
しっかり働かなきゃァならねェな。

まだ報酬分の期間が余ってんだ…
つー事でテメェらは帰れ｣

沖田｢旦那ァ。近藤さんの首が飛んじまうでさァ｣

銀時｢大丈夫だって。
ほら、そこら辺のゴリラで代用出来んだろ｣

沖田｢流石に無理がありやす｣





土方が舌打ちをしながら煙草の煙を吐く。






沖田｢ンなら
東雲さんにとっつァんに電話して貰えばいいんでさァ｣

土方｢…好きにしろ｣






土方がソファに座る。






銀時｢何座ってんの？てかここ禁煙だから｣

土方｢煩ェ｣

新八｢東雲さん 電話できますか？｣

『えぇ…ですが、私は』

神楽｢A。嫌なら嫌って言うアル。
あんな廃れた連中と一緒に居ると腐るから嫌って言うアル｣

沖田｢何でィ。クソチャイナ。
酢昆布臭ェ餓鬼の方が腐ってやすぜィ｣

神楽｢酢昆布の良さも分からない餓鬼は帰るアル｣

沖田｢酢昆布の良さしか知らねェ餓鬼は星に帰りな｣

新八｢ちょっと！？
何、変な事で喧嘩してんのあんたら！！！｣

『…』






新八の肩から手を離し、懐から携帯を取り出す。






『！』






支えの無くなった代わりに、銀時がAの肩を支える。






『ありがとうございます』

銀時｢おーぅ｣

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