【銀魂】土 蜘 蛛

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銀時｢そー言えば
Aちゃんは 一体 幾つ人格があんだ？｣

『皆 死んでいったので分かりません』

銀時｢死ぬ…？｣

『えぇ。坂田さんと会った事のある私(・)が、
恐らく本当の私(・)ですが…
それ以外の私(・)は皆 死んでいるので』






銀時が分からないと首を傾げる。






銀時｢今は…あんたと、
俺と会った事のあるあんた…二人居るって事か？｣

『えぇ。現在は二人でしょう』

銀時｢へェ…｣

『…そう遠くないうちに私も消えるので…
その時に私(・)は元の一人に戻ると思います』

銀時｢自分で分かるモンなのか？｣

『…私は茂茂様を
お護りする為だけに生まれてきただけですから。
あの方の命が尽きた時私も消えます』

銀時｢それ、Aちゃんが言っちゃっていいの？

将軍守るのに、将軍はこれから死にますって
言っちゃってるようなモンだよ？？？｣

『勿論、お護り致しますよ。
ただ、あの方はとてもお優しい方ですから…
それが吉と出るか凶と出るか』

銀時｢…ま、公務員様々の事情なんて、
こっちァ、分かりゃしねェよ｣

『えぇ、そうですよね。
申し訳御座いません…こんなお話』

銀時｢…あんたは自分が消えると分かってて
何とも思わねェのか？｣

『…どういう事でしょうか？』

銀時｢嫌だ〜とか、もっと生きたい〜的な｣

『ふふっ。それは思いませんよ』






｢そーかい｣とコップに残された水を飲み干す。







『坂田さん』

銀時｢ん？｣

『… 私(・)が消えた時、
私(・)の支えになって貰えませんか？』

銀時｢…Aちゃん…それはプロポーズ…カナ？｣








『プロポーズ…？』

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