【銀魂】土 蜘 蛛

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『此処です』

銀時｢…さすが幕府のボンボンだわ｣





一人暮らしにしては、大きい一軒家に銀時が頭を搔く。





『わざわざありがとうございました』

銀時｢あー、仕事だからいいって｣

『…仕事？』

銀時｢報酬はいちご牛乳で｣






計画通りとニヤッと口角を上げる銀時。






『…ふふっ。そうですね
いちご牛乳はありませんが寄って行きますか？
何か作りますよ』

銀時｢え？いいの？｣

『ええ。どうぞ』






Aは家の鍵を開けて、銀時を招く。







・





テレビを付けて、コタツに入る銀時。






『坂田さん、お酒飲みますか？』

銀時｢…Aちゃんってお酒飲む感じ？｣

『いえ、私は飲みませんが…松平さんから頂いたので』

銀時｢へ〜｣






酒の名前を見せると銀時の死んだ目が輝く。






銀時｢随分 高ェ酒じゃねェか…いいの？
コレ飲んじゃって｣

『えぇ。
酌む事ぐらいでしたら出来ますので』

銀時｢気が利くじゃねェか｣

『ふふっ
つまめるものと容器を用意してきますね』







酒の入った瓶を机の上に起き、台所へと向かう。







銀時｢…落ち着かねェな｣






そんな後ろ姿を見て、銀時はほんのりと頬を染めていた。

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