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【相談室】
ソファとテーブル。
シンプルな家具が置かれた、シンプルな部屋。
サリバンに呼ばれたカルエゴは、
初めて見る女性を怪しい目で見つめながら黙っていた。
サリバン「
…て、言う事でカルエゴ君。
君が担当するクラスにもう一人、
副担任として新任を任せるよ。宜しくね〜」
カルエゴ「…は?」
『カルエゴ先生、宜しくお願いします〜』
あまりにも唐突な事に、カルエゴは言葉が詰まる。
一人では苦労するからと"新任"を押し付けられては、
尚更、苦労する羽目になる。
サリバン「良かったね〜カルエゴ君!
それじゃ、僕はこれで〜」
カルエゴ「あ、ちょっ…!!」
カルエゴが衝撃を受けている間に、
サリバンが風の様に部屋から出ていった。
カルエゴ「…はぁぁぁぁ」
カルエゴは長く深いため息を吐く。
『カルエゴ先生。私は何をすれば宜しいでしょうか〜』
カルエゴ「…初めに!!
そのマイペースに語尾をダラダラと伸ばすのを今すぐ辞めろ!!
教師たるもの、常に威厳を示すべし!!」
『はい…!』
カルエゴ「宜しい。
では、新任。先ずは悪魔学校教師心得を暗記しろ」
いつも持ち歩いているのか、
懐から取り出した本をAに渡す。
カルエゴ「今日中に覚えて来い」
『分かりました!』
カルエゴ「…宜しい。
では、自己紹介としよう。
私はナベリウス・カルエゴ。
知っていると思うが、
『私はAです。
宜しいお願いします!』
カルエゴ「…ん?お前、ランクは_____」
『貴方はそんな事、
カルエゴ「____?。別にいいか」
Aの魔術で一瞬、意識が曖昧になる。
話を切り上げたカルエゴは次に、
職員室へと向かった。
*
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豆腐の凉宮 - やだ......好き!!!!!!!! (6月16日 20時) (レス) @page12 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶有希(プロフ) - 最高です!ありがとうございます! (2023年1月22日 10時) (レス) id: 5498c7718c (このIDを非表示/違反報告)
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