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『謝る事では無いわ。
ふふっ、嬉しいもの』

入間「は、はい…。
今は、里帰り…で帰って来ているんですか?」

『いいえ?
貴方と同じ様に此処に来たわ。

元恋人に売られて、此処に戻って来たのよ。
全く…酷いでしょ?
あの人、私のお金目当てだったのよ〜』

入間「えぇ…」






自分も似た様な事で連れてこられた為、
入間は心の底から同情した。







サリバン「失踪してから今日まで尽く失敗しているなら、
諦めた方がいいよ〜。
君、どれだけ時間経ってると思ってるの?」

『やっぱり、人間と悪魔って相性悪いのかしら…』

サリバン「それに君、若作りしすぎじゃない?」

『若作り…?失礼ね。
若作りじゃないの、まだ若いのよ?』

サリバン「冗談もほどほどにしてよね。全く〜」

『冗談じゃないわよ。ほら』






Aは指に嵌めている、
シンプルなデザインのピンクリングを見せる。







サリバン「おや?随分、珍しいの持ってるね」

入間「?。それは、何ですか?」

サリバン「入間君が今、指に嵌めているのと同じレアなヤツだよ。

〖強欲の指輪〗

持ち主の願いを、
持ち主の魔力で可能な範囲の願いを叶える事が出来るんだよ。
勿論、一回だけだけど」

入間「凄いですね…!」

『これで、体の成長を止めているって訳。
ふふふ…〖永遠の若さ〗が実現したのよ!!

ま、指輪を外せば効果が無くなって、普通に成長し始めるから、
指輪をしている時だけ、その時の若さのままでいられるの』

サリバン「でも、中身は老けてくけどね」

『失礼ね〜。
精神は成長してるっていいなさいよー』

入間「へぇ…。
えっと、Aさん…でしたっけ?」







入間がおずおずと名前を確かめてくる。
この時、Aはまだ自己紹介をしていない事に気が付いた。







『ごめんなさいね、入間君。
挨拶が遅れちゃったわ。

私はA。好きな様に呼んで頂戴。
暫く、ここでお世話になるから宜しくね』

入間「あ、はい!
僕は鈴木入間です!宜しくお願いします…!」

サリバン「君、色々と忘れっぽいから気をつけなね〜」

『余計なお世話よ』

入間「Aさんって、おじいちゃんと仲が良いですね。
知り合い…だったんですか?」







入間の質問に、二人が目を合わせた。

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豆腐の凉宮 - やだ......好き!!!!!!!! (6月16日 20時) (レス) @page12 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶有希(プロフ) - 最高です!ありがとうございます! (2023年1月22日 10時) (レス) id: 5498c7718c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニワトリ | 作者ホームページ:http://さ  
作成日時:2023年1月14日 3時

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