【魔入間】絶対王政【オペラ】 (ページ2)

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目の前には、
悪魔学校の理事長であるサリバン。

ニコニコと此方を見つめてくる。

サリバン｢＿＿＿＿＿＿＿で、入間君の護衛をするか、
魔関署に引き渡されるかどっちがいい？｣

『……前者で』

魔関署とは人間界で例えるなら警察署の様な所。
何故、彼女がこんな事になったのか。

彼女は悪魔である。
悪魔でありながら人の姿に成り、
人間界で結婚相手を探す為、色々な殿方と恋愛をしていた。
しかし、どれも結婚まで至らず、別れの繰り返しだった。

そんな中、婚約まで約束した男性が出来た。
幸せの絶頂期。
全てが薔薇色に見えた＿＿＿＿のも束の間。

何処からの情報なのか、悪魔召喚を行い、
Aは悪魔に売られたのだ。
哀れにも元恋人の手によって。

偶然か、必然か…
"鈴木入間の両親"とAの"元彼"が同時期に
悪魔召喚を行ったらしい。

そして、その悪魔召喚に現れたのがサリバンだった。

『でも、サリバン。
私は家に帰りたく無いの。

入間君っていう人間の子を守るのは良いけど、
家族にバレたくないわ』

サリバン｢君の魔法なら何とかなるでしょ？
失踪当時はランク9なんだから。
それに、入間君を護衛するなら使うべきだと思うよ〜｣

『…サリバン。どれだけ魔力消費するか分かってないでしょ？
それに私、今、SDも婚約者も誰も居ないの。
こんな状態で、魔法なんか使えないわ』

サリバン｢精気を補給するなら、オペラに頼むといいよ〜
本人から承諾済みだからね｣

サリバンの隣に立っていた赤髪のSD。
彼はぺこっと頭を下げる。

『それなら、いいわ…』

サリバン｢決まり〜！
じゃ、早速手続きしてくるね〜｣

ビューンと目にも留まらぬ速さで何処かへと掛けてく。

『…宜しくね。オペラ』

オペラ｢宜しくお願いします｣

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