【ONEPIECE】薄明【暁天:番外編】 (ページ5)

今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:8,509 hit

奥手？【ミホーク】2 ページ5

ベン｢何処までしたんだ？｣

『キスまで…』

ベン｢それ以上はされないと｣

Aは黙って頷く。

ベン｢…はァ。
本人に聞いちまった方が早ェんじゃねェか？｣

『聞けないから、相談してるんでしょ？』

ベン｢俺と鷹の目は違う。
俺が思った事を言ったとしても、
お前は納得しないだろ？｣

『納得するもしないも、
私は男の人からの意見を聞きたいの。

だから、正直な感想を聞かせて』

ベックマンは諦めたかの様にため息を吐く。

ベン｢まァ…そうだな。
手を出しづらいんじゃねェのか？｣

『何で？恋人になったんだよ？』

ベン｢今まで師弟関係だっただろ？
その名残りっつーか、何と言うか…｣

『成程ね。確かに…ありそうだわ』

ベン｢それか、単に大切にされているだけか｣

『大切に…？』

ベン｢お前から誘ってみたらどうだ？｣

『なっ…！！？』

ベックマンの思いもよらぬ提案に、
Aの顔が真っ赤になる。

『そんな、恥ずかしい事出来る訳…！』

ベン｢おいおい。
提案しただけでそんなに顔を赤くするなら、
まだ早ェんじゃねェのか？ｸｸｸｯ…｣

ベックマンが揶揄う様に笑う。

『別に私は…！！』

ｼｬﾝ｢おいおい〜A。もう浮気かァ？｣

唐突に背後からシャンクスが顔を覗かす。

『げ。シャンクス』

ｼｬﾝ｢おい！その反応は無いだろ！！｣

ベン｢お頭、かなり飲んでんだろ。
それ、何杯目だ？｣

ｼｬﾝ｢覚えてねェな…！だーはっはっはっ！！！｣

完全にウザ絡みモードだ。

ｼｬﾝ｢Aもそう意地悪してやんな〜。
鷹の目がピリピリしてるぞ〜｣

シャンクスがミホークに視線を向けると、
明らかに不機嫌な顔をしたミホークが酒を飲んでいた。

『…シャンクス、ウザ絡みしすぎ』

ｼｬﾝ｢俺のせいじゃねェよ！？？｣

ベン｢良い感じじゃねェか。
今がチャンスだ。A｣

『こんな所で言えるかっ！！？』

ｼｬﾝ｢何の話だ？俺にも聞かせてくれよ｣

ベン｢聞くか？実はAが＿＿＿＿｣

『ベックマン！！！』

Aがベックマンの口を両手で塞いだ。

『…』

"何で話すんだ"と睨み付ける。
そんなAの姿にベックマンは愉快そうに笑っていた。