二十四話 昔 ページ25
「昔、木ノ葉には日向やうちは一族とも並ぶ戦力を持った、“銀狐一族”という少数人で出来た一族があったのじゃが…」
_________________________________
その一族は血継限界を受けついでは無いものの、“ある化け物”に数年に一回生贄を捧げる代わりに、“特殊な能力”を授かっていたと言う。
その能力を使い銀狐一族の名は瞬く間に広がった。
第三次忍界大戦が終わる頃には、他里から「木ノ葉に銀狐一族あり」と恐れられていたほどじゃ。
…しかし、ある年に突然銀狐一族は能力を失った。
理由は単純なことじゃ。
生贄を捧げる事が、出来無かったらしい。
その年からというもの銀狐一族はみるみる力を失っていき、遂には忍としてやっていくには難しいほど衰えてしまった。
_______________________________
『…えっと、それで銀狐一族は…?』
「残念ながら、他里の忍に全滅させられてしまった…一度は名を上げた一族を倒したとなれば自分の名も上がると思ったのじゃろうのォ…」
…そんな事があったのか…でも、
『その一族と、母の関係は…?』
「…それが、銀狐一族が生贄を捧げることが出来なかった理由が、その年生贄になるはずじゃった…A。お主の母が、忽然と姿を消したからなのじゃよ。」
『…え?私の母が、生贄になるはずだった?』
「…うむ。手は尽くしたんじゃが、一行に見つからないまま……」
…まさか、まさかとは思うけど…
私だってこうやってNARUTOの世界に来れたんだ。なら、その逆も有り得ると言うこと…
お母さんは、NARUTOの世界から私達の世界に来たんじゃ…?
そう考えれば、お母さんがこの世界で行方不明になった理由も辻褄が合う。
…でも、何故そんなことが起こったのだろう?
「…そして、“ある化け物”の生贄になる契約をした者は、その印に“契約の印”を顔に刻まれる……」
…えっ!?その契約の印って、私も刻まれてんじゃ…
「…つまりは、A。
お主は最後の銀狐一族の末裔として、“ある化け物”に生贄として契約させられているようじゃ……」
…私が、生贄?その化け物とやらの?
『…え……え?…え”え”ええぇぇぇええ!?!?!?』
私、清水A、18歳。
只今、人生で一番頭が混乱している真っ最中です。
151人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キイラギ - 良い話と言って貰えて嬉しいです!リクエストは少し先の事になってしまうかも知れませんが、この話を完結出来るようバンバン投稿するつもりので、暇潰し程度にでも見てくれれば幸いです! (2018年12月22日 22時) (レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 良い話です!最新とミリアさんのリクエスト頑張って下さいね! (2018年12月22日 21時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 応援有り難うございます!頑張りますね! (2018年12月22日 19時) (レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 楽しみに待っていますね!頑張って下さいね! (2018年12月22日 18時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - コメントありがとうございます!たくっちのまぃ、調べさせていただきました。この小説に区切りがついたら、丁度他のキャラとNARUTOのキャラを絡ませる恋愛短編を書いてみたいと思っていた所なので、その時に書いてみたいと思います! (2018年12月22日 13時) (レス) id: 9e16dfbd30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:キイラギ | 作成日時:2018年12月9日 22時