四十三話 ナルト ページ45
ピンポーン
『…』
ピンポーン
…出ない。出ないんですけどぉぉぉおおおお!!!
昼。
昨日カカシさんにねだりにねだった結果見事ナルト君の住所をゲットした私は、只今ナルト君の家の前に居ます。
っていうかさっきからピンポンしてんのに全然出ないな…留守か?
仕方ない。今日は撤退するか…
渋々ドアから離れようとした…と、その時。
「こんな朝からなんだってばよ〜」
『うおっ!』
急にドアが開き、中から金髪の少年が出てきた。眠たげに目を擦っているあたり、さっきまで寝てたのだろうか?
…だとしたら悪いことしちゃったな。今昼の12時だけど。
「…ネーチャン、誰だってばよ?」
『あ、私はA!君に用があって来たんだけど…』
「オレに用?…もしかしてっ、オレの偉大さを見込んで火影になるように頼みに来たのかっ!?」
『え、あー…』
目を輝かせ、意気込んでそう言ってきたナルト君。
『残念ながら、そういうのでは無いんだよね…』
「えっ、ちげーのっ!?」
「期待して損したってばよっ」と、ふてくされた顔で頭の後ろで手を組んだナルト君。
なんつーか…カワイイ。
「じゃあ、オレに何言いに来たんだってばよ?」
『え?…ああ、ラーメン屋の店主さんが君が最近来ないから心配してるみたいだよ。お節介かも知れないけど、一応私が様子見に来たんだ。』
「…おっちゃんが…」
『丁度お昼時だし今から行ってみない?きっとテウチさん、喜ぶよ!』
「…オレってば行かない。」
『えっ?』
「行かないってばよ!」
『ちょ!ナルト君!?』
バタンッとドアを閉じられてしまった。呆然と立ち尽くす私。
…なんかメッチャ拒絶された。
ラーメン食べんのそんなに嫌だったのか?いや、でもあそこまで拒絶はしないよね。半ギレしてたし…
何かラーメン屋に行きたくない理由でも有るんだろうか?
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キイラギ - 良い話と言って貰えて嬉しいです!リクエストは少し先の事になってしまうかも知れませんが、この話を完結出来るようバンバン投稿するつもりので、暇潰し程度にでも見てくれれば幸いです! (2018年12月22日 22時) (レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 良い話です!最新とミリアさんのリクエスト頑張って下さいね! (2018年12月22日 21時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - 応援有り難うございます!頑張りますね! (2018年12月22日 19時) (レス) id: c044f0b226 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 楽しみに待っていますね!頑張って下さいね! (2018年12月22日 18時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
キイラギ - コメントありがとうございます!たくっちのまぃ、調べさせていただきました。この小説に区切りがついたら、丁度他のキャラとNARUTOのキャラを絡ませる恋愛短編を書いてみたいと思っていた所なので、その時に書いてみたいと思います! (2018年12月22日 13時) (レス) id: 9e16dfbd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キイラギ | 作成日時:2018年12月9日 22時