第漆幕、戦国時代に飛んだ元一般ピーポーは最強のさすらい人らしいです。 (ページ2)

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第二百八十六戦目　貴「いらないお手紙は燃やしましょうね～(汗」ページ2

Aside～

貴「おぇ・・・おえええええ」

風魔「・・・(焦り」

松永「・・・何事かね」

現在の状況。
蹲っておｒｒｒｒｒｒろとなりそうな俺。
そんな残念な人間の背中をﾜﾀﾜﾀしながら必死でさすっている小太郎。
ぽっかーんと言った顔で見る松永さんと零さん。
うん、カオス。

松永「零・・・取り敢えず水を」

零「御意」

貴「あー、死ぬかと思った」

只今松永さんの自室です。零さんは仕事があるとかで退出したので残ったのは三人。
水を貰ってようやく吐き気はおさまりました。
つーか小太郎がスピード出し過ぎなのがどう考えてもアレなんだけど。

松永「で、聞きたいことがあるのだが」

貴「ん？」

松永「なぜ風魔と卿が一緒に居るのだね」

わお、流石ととさま。的確かつ答えにくい問いかけをブン投げてくれる。
さて、どうしたものか。・・・多分だけど、この人相手では下手な言い訳は効きませんね。
仕方ない、簡潔かつスピーディに説明するか。

貴「成り行き」

風魔「・・・(ｺｸﾝ」

松永「・・・ﾊｧ」

ため息を頂きました。
なにソレ泣きたい。

松永「なるほど、兎にも角にもこの文を読んでほしいと」

貴「うん」

松永「風魔に読ませればよかっただろう？」

貴「えー、口パクを解読するのめんどくせェんだもんよぉ」

松永「まぁいい。して、その文とやらは？」

はいよ、と文を渡す。
松永さんは文をじぃっと見る。んで、何を思ったのかびりびりと破きやがった。

貴「ぎゃあああああ！！ととさま何やってんの！？」

風魔「！！？」

松永「なに、少し腹が立ったのでね」

貴「だからって破るなよ・・・ああああ燃やすなぁぁぁぁぁ！！」

はい、見事な灰が出来上がりましたよ。
あははははは(泣)
もういいや、灰を愛でる趣味はありません。流石の俺にもないです。

貴「で、なんて書いてあった？」

松永「迷惑かけたから野菜のおすそ分け、嫌いなものあったら風魔に押し付けてね。追伸、右目の旦那が政宗様も待ってるから奥州に来いってさ。行かなくていいと思うけどね～猿飛佐助」

貴「・・・・ととさま」

松永「何だね？」

貴「燃やして正解」

あの馬鹿忍が！！
心底どうだっていいわ！！ホントどうでもいいわああああああ！！！

松永「まぁ、竜の右目には気をつけたまえ」

貴「なんで？」

松永「あれに私は相当嫌われているからね。卿にまで火の粉が降りかかるやもしれない」

貴「あー、大丈夫だろ。好き好んで奥州には行かねぇし」