Two page of my history. ページ6
『だ、誰…?』
「お願いです!殺さないで下さいっ…!ぼ、僕達はなにもしていません…!信じて下さいっ!」
「兄様、姉様…!」
両親が殺され、やっとこの苦しみから逃れられると思ったのに。
私達も
撃ち殺されるか、両親が私達にやったように虐待するか、両親の罪を私達に擦りつけてヤードに言うか。
少々パニックになっていた私は悪い事しか頭に浮かばなかった。
…だが、2人は私の予想を裏切る行動をした。
片方の金髪の男の子が、私についた返り血と両親に暴力を振るわれた時に流れた血を、拭き取ってくれたのだ。
「僕達は、君達を殺すつもりはないよ。今までよく耐えたね。もう大丈夫だから。」
男の子の、子供をあやすような優しい口調に思わず涙が溢れる。
兄も妹も同じように泣いていた。
もう片方の男の子…いや、男の人と言った方が正しいのだろうか。その人も、私達のまだ癒えていない傷の手当てをしてくれた。
他人にこんな風に優しくされたのはいつ振りだろうか。
両親が虐待をし始めた頃にメイドなどの使用人を皆解雇してしまった為、ジリアンにとっては他人に優しくされたのは初めてかもしれない。
…だが、それとは別で私には気になった事がある。
それは…
『ねぇ、貴方達は、私の両親と話したこともないでしょ?何故、殺害したの?』
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作者名:雛鶴 | 作者ホームページ:https://lit.link/HinatsuruFT4
作成日時:2022年7月22日 9時