4.慣れと言うモノは時に恐ろしい ページ6
「―――で、何でミナトが家に居るワケ？」
「明日はアカデミーも休みだからね…日頃のAの成績を心配しておばさんが泊まり込みで教えてほしいって」
「だから今日はボクがAの先生ですっ！」
なんて、笑顔で答えるミナトの顔面目掛けて座布団を投げたのは言うまい(避けられたけど…)
珍しく下校時、ミナトのしつこい誘い(一緒に帰ろう！帰ろう！)が無くのんびり何事もなく帰宅したら
開口一番に玄関から出迎えたミナトに驚きを通り越して声が出なかった
平気で人の家に出入り出来てしまうから幼馴染ってのは嫌だ
それが当たり前になった頃には発狂モノだと恐れていたが、慣れの方が恐ろしかった
「……(コイツが家に居ても違和感ないんだよなぁ)」
「ミナト君おかわりは？」
「いただきますっ！」
「Aもこれぐらい食べてくれれば作りがいがあるのにねぇ〜」
それはすみませんねっ！
少食なんですよ！まったく
少食は色々と便利だから良いんだよ
――っと内心では毒を吐くけど、けして口にはしない
したらしたで、かなり面倒だからだ
反抗期…？
なんて、全然真に受けてくれないから言うだけ無駄なんだ
期待もしてないけど…
「……」
「…ご馳走さまでした」
「ぁ！まだ残ってるじゃない！好き嫌いするんじゃないのッ！A〜ッ！」
「まぁまぁ…難しい年頃なんだよきっと」
一瞬だけどチラリっとミナトと視線が合わさったのがイラついた
ずっと一緒にいるから私の考えてることなんてミナトには直ぐに分かってしまう
その見透かされた感じが本当に大っ嫌いだった
その場から逃げるように自室に戻った
「…A、どうかしたの？」
「…何が？」
数分もしないうちにドア越しから聞こえてくるイヤな声に嫌々答えた
分かってるくせに一々聞いてくるんだ
「……入っても良い？」
「嫌――…
ｶﾞﾁｬ
って、入って来ないでよッ！！」
「聞こえませーん！」
ミナトのこう言う強引な所も嫌いの１つだ
一人になりたいのに、させてくれない
両耳を塞ぎ私の意見すら聞こえないフリして笑い飛ばすんだ
聞こえてるくせに…ウソつき！
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棗(プロフ) - ミナト大好きさん» いやー先週までは暑さで何も出来なかったんですけど、今週は過ごしやすい…っと言うより寒いぐらい涼しい？ので更新のペースが上がってます(笑)体調管理もしっかり頑張ります！ありがとうございますっ (2018年8月9日 7時) (
レス) id: 68edb9a409 (このIDを非表示/違反報告)
ミナト大好き - 棗さん» 久し振りの更新おめでとうございますどんどん楽しみにしていますこれから熱い夏、作者さんも熱中症も気をつけて下さい！ (2018年8月8日 22時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - りえさん» 私も終わってしまったのは心寂しいですが、『黄色い光』を越えれるような作品が作れるよう頑張っていくつもりなので…(つもり)宜しくお願いします！１から読み直すのは大変だと思いますが、お気に入りの所からでも良いので読み直してくれると嬉しいさ倍増です(笑) (2018年7月8日 14時) (レス) id: 68edb9a409 (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 新作おめでとうございます！！！黄色い光が完結してしまったのは寂しいですが、また棗さんの作品を読めることに私はとても×10嬉しいです！！笑。更新頑張ってください！！！ずっとずっと応援しています！！（黄色い光、また読み直そうかな…）← (2018年7月8日 12時) (レス) id: 004a2158f9 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - ミナト大好きさん» 続編ではないですねー 新作？って形で進めていきます。雰囲気は似ちゃうっと思いますが…どうぞ、宜しくお願いします！！ (2018年7月7日 23時) (レス) id: 68edb9a409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2018年7月7日 23時
