23.花の美しさも半減 ページ25
「今日はそれぞれ思い思いに気に入った花を摘んで来ること！ちゃんと理由も付けるのよ！」
「「はーい」」
「摘み終わった花は男子にあげることも忘れずに、ね？これもくノ一に必要な技術なんだから！！」
「「えーッ！！」」
女子のみの課外授業
今日は山で花摘みらしい
この時間は割りと好きだったりする
先生の付けたし理由に文句垂れ垂れな女子達だけど
いざ散策が始まれば、誰に上げる？などと…まぁまぁ
……誰にあげよう、かな
上げなきゃ成績下がるし…これ以上下げたらヤバいって自覚が出てきたからね
ココはやっぱりいつも犠牲になってくれてるシカクに頼むし――
「……あの日からちょっと気まずくなったんだよなぁ」
あの日、珍しく私がミナトに素直になった日
探しに来てくれたシカクの様子がいつもと変わらないけど、違和感を感じた
気のせいかも知れない
でも、その日以来余り喋ってない…気もしなくもなくも――
「んーッ！！」
「…？そんなに怖い顔してたら花の美しさも半減ね」
「クシナちゃん！どうしたの？？」
「どうもこうも…向こうはお花選びよりもっと別のことにお熱みたいだから嫌になっただけよ」
「あはは〜っそうだねぇ」
今、目の前の授業より別の事で頭を悩ませていれば不意に声を掛けられ振り返ればソコにはクシナちゃんが居た
理由を聞けば先ほどまで居たであろう位置を指差し呆れた声で教えてくれた方を見てみれば 「ミナトくん喜んでくれるかな？」 や 「ミナトくんならこの色が似合いそう！」 などなど…
すごいねー
その熱意を半分…嫌、２割程度で良いから貰いたいものだ
まぁ、確かにあの中で花を探すにしても煩すぎて集中も何もない
だから静かな此方を選んだ……で、良いのかな？
「…えっと、その…っ」
「ん？」
「こ、この間は…っか庇ってくれて…ぁああありがとうってばねッ！！///」
「………あ！別にいいよー！何時ものことだし」
「ちょっと！今忘れてたワケじゃないでしょうねッ！」
シカクに似合いそうな色は〜？
なんて結局シカクにあげるしか無いので探していたら突然、隣で一緒に花を摘んでいたクシナちゃんが叫ぶものだから唖然とした
勿論、忘れていたけど…それ以上にお礼を言われるとは思ってもいなかったから尚更だ
誤魔化す気のない空いた間にツッコミを入れるクシナちゃんのノリの良さに思わず笑った
素直だなぁ〜
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棗(プロフ) - ミナト大好きさん» いやー先週までは暑さで何も出来なかったんですけど、今週は過ごしやすい…っと言うより寒いぐらい涼しい？ので更新のペースが上がってます(笑)体調管理もしっかり頑張ります！ありがとうございますっ (2018年8月9日 7時) (
レス) id: 68edb9a409 (このIDを非表示/違反報告)
ミナト大好き - 棗さん» 久し振りの更新おめでとうございますどんどん楽しみにしていますこれから熱い夏、作者さんも熱中症も気をつけて下さい！ (2018年8月8日 22時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - りえさん» 私も終わってしまったのは心寂しいですが、『黄色い光』を越えれるような作品が作れるよう頑張っていくつもりなので…(つもり)宜しくお願いします！１から読み直すのは大変だと思いますが、お気に入りの所からでも良いので読み直してくれると嬉しいさ倍増です(笑) (2018年7月8日 14時) (レス) id: 68edb9a409 (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 新作おめでとうございます！！！黄色い光が完結してしまったのは寂しいですが、また棗さんの作品を読めることに私はとても×10嬉しいです！！笑。更新頑張ってください！！！ずっとずっと応援しています！！（黄色い光、また読み直そうかな…）← (2018年7月8日 12時) (レス) id: 004a2158f9 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - ミナト大好きさん» 続編ではないですねー 新作？って形で進めていきます。雰囲気は似ちゃうっと思いますが…どうぞ、宜しくお願いします！！ (2018年7月7日 23時) (レス) id: 68edb9a409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2018年7月7日 23時
