ようこそ、ヴァンパイア学園へ−白竜−

＊２７＊ ページ28

ー翌日ー

「ん………。」

目を覚ましたのは次の日の朝だった。

窓から差し込む眩しい日光に目を細める。





起き上がると少しばかり首元が痛んだが動けないほどではなかった。


そういえば白竜の姿は見当たらない。



「白竜……？」


何処へ行ったんだろう。

少し不安に思ったがそのままぼんやりしているとガチャリとドアの開く音がした。


「ぁ、おはよう、A。」


シャワー室から出てきたためどうやらシャワーを浴びてたみたい。


濡れた髪を白いタオルで拭いて微笑みかけてくれる。



「おはよ。」

少し頬を赤く染めてそう返した。


「髪乾かしたら朝食でも食べに行こう。お腹空いただろう？」

白竜が言ったことにコクコクと頷くと白竜は"すぐ乾かすから待っていてくれ"とドライヤーをかけ始めた。




私はまだ眠い目をこすりながら体を起こし、"着替えてくる"と声をかけて更衣室に入る。



服を脱ぎながら考えた。

昨日のことを。



白竜たちが守ってくれるため私は安心だけど、白竜は誰が守るのだろうか。

なんて、



少し縁起の悪いことまでいろいろ考えた。



最終的に行き着いたのは、



"いつまで一緒にいられるだろうか"



という疑問だった。


ーーー

更新スピードがとても遅いですが時間を見つけてまた来ますね！！

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