vanilla sky

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you side
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はあ、飲み過ぎた、、




友人と飲むことになって、
このまま落ち込んでてもしょうがないし
お酒の力で忘れてしまおう！



その勢いのまま好きでも得意でもないお酒を
結構な量流し込んで

その結果、頭がクラクラして
足元が覚束無くなるほど酔ってしまった。




心配した友人には送ろうか聞かれたけど
家くらい一人で帰れるって思って断った自分を恨む。



まずこんな経験があまりないから
一人で帰れるかどうかの判断さえできなかった。




一旦コンビニに寄って水を買って
落ち着いてから帰ろうとガードレールに寄りかかった。





と同時に、じわりと涙が滲んだ。
視界を奪って、ぼたぼたと手を濡らす。





水を一口飲んで、ふと我に返れば
後悔の波が押し寄せてくる。




馬鹿みたいにお酒飲んで、
残るものなんて翌日の二日酔いだけなのに。




しかも全っ然忘れられてなんかないし
明日になったら気分の重さとともに
頭痛が襲いかかって来ると思ったら怖くて仕方がない。




はあ、、いい歳して何やってんだか。




川上さんとの事を忘れる為に飲んだお酒が
寧ろ私の気分を何倍も沈めた。




通行人に見られないように
とりあえず顔は隠そうと俯いていると






「Aちゃん？」






頭上からどこかで聞いたことのある声がして
凄い勢いで顔を上げた。








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