vanilla sky

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you side
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「抜け出してきちゃったんだ笑」


『はい、そもそも飲み会自体あんまり好きじゃなくて、
同窓会なんてのはもっと苦手で。』


「あー、じゃあ楽しく飲めなかったんだ？」


『はい、同級生の男の子たちの
頑張っちゃってる感がどうしても受け付けないんですよ。』


「ははっ、そういう奴もいるよね笑」


『なんだか疲れちゃいました。笑』


「うん、分かんなくもないよ。」






茶化すように苦笑いしていたら
こちらへ伸びてきた川上さんの腕が私の頭を撫でる。




ちょ、っと、何やってるんですか。




なんで？今頭撫でる要素ありました？
ていうか、手馴れてるって言うか、
やっぱりこの人距離が近いと言うか、、






「好きでも無いお酒も飲まなきゃだしねー。」


『これ、明日絶対浮腫む気がします。』






帰ってご飯食べたいけど、塩分は控えなくちゃなー。
でも今更塩分を押えたところで意味あるのかな？

頭でぼんやりと献立を考えていたら
今度は空腹の波が押し寄せてくる。






『はー、お腹すいた、、』


「なんか食べなかったの？」


『箸も進まなくて。少ししか食べてないです。』


「平気？ぶっ倒れない？」


『ぺこぺこだけど、、ぶっ倒れはしません。
家帰ったらご飯もあるので。』







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