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「A姉ぇが戻ってきてから初めてのライブ大成功やったし、活動資金もたくさん貰えたし、万々歳やなぁ♪」
部室でみかは嬉しそうにくるくると回っていた。
先日のライブの後、天祥院から活動資金を援助してもらえた。
彼は満足していたようだった。
「これでValkyrieの完全復活や!!!」
「黙れ、影片。お茶くらいゆっくり飲ませてくれ」
「あっ、ごめんなぁ!つい嬉しくて、たくさん喋ってしまったわぁ」
『私も良かった。ちゃんと戻れた気がして』
「…その事なんやけど、A姉ぇ。そろそろいなくなった原因、教えてくれへんやろか?あっ、嫌なら別にええんやで!?無理に話さなくてもええから!」
『ううん。話すよ』
「……!!」
『ずっと、話さなくちゃって思ってたから』
二人の視線が私に集まる。
『一年前、』
話は、"fine"対"Valkyrie"のライブ対決の前日に遡る。
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作者名:咲那 | 作成日時:2019年4月1日 22時