第二章 ページ13
出水公平side
結局妃旗は冬島隊として遠征に行った
勿論俺も行った
結論から言うと何事もなかった
というのは少し違うけれど妃旗は死んでないし俺も捕まっていない
何度か危ない場面はあったけど妃旗が臨機応変に対応したおかげで乗り切ることができた
風間さんは普段より冴えている妃旗を凄く評価していたし他の隊員も驚いていた
まぁ何はともあれ無事帰還したことに違いはない
ちなみに今は各隊の隊長が今回の遠征の報告をする為に会議室に行っている
冬島隊は隊長である冬島さんが船酔いしたので当真さんが代わりに出席してるらしい
「はあぁぁ… 疲れた…」
オープンスペースのソファに転がる妃旗
通常の防衛任務と桁違いに疲れる遠征
特に今回は妃旗にとって他隊員の何倍も大変なものだったんだろう
「まぁ頑張ったんじゃねーの」
「…上から目線で腹立つ」
「可愛げねーな」
｢うぅ｣と小さく唸る妃旗の頭を撫でた
柔らかい茶髪が指の隙間を通り抜けた
俺と妃旗は普段から一緒にいる機会が多いせいか付き合ってるんじゃないかと誤解される
残念ながら互いに恋愛感情は一切なし
友人以上恋人未満
丁度いい距離感に満足している
だから迅さんが言ってたような未来は容易く想像できたわけで不思議には思わなかった
妃旗が俺を絶対に守るって言ったのは予想外だったけれど嬉しかった
「ありがとな 守ってくれて」
「…どういたしまして」
妃旗は少しだけ顔を上げて笑った
それとタイミングよく太刀川さんたちが戻ってきた
何か考えているような雰囲気の風間さんと反対になんとなく楽しそうな太刀川さんと当真さん
これから一悶着ありそうな気配を察知した
それは妃旗も同じなようだ
「妃旗 作戦立てるから起きろ」
「あ…すみません」
年上にもタメで話しかける妃旗でも流石に風間さんには敬語を使う
謎の威圧感あるし…
元から妃旗をそれなりに評価していた風間さんだけど今回の任務で株が上がったらしい
「てか作戦って何の？」
「あーあー…」
ボリボリと後ろ頭を掻く太刀川さん
代わりに当真さんが答えた
「城戸司令の命令で玉狛にある黒トリガーを確保しに行くんだよ」
詳しくいうと俺らが遠征でいないうちにいろいろあったみたいで黒トリガー持ちの
これまたとんでもないことになったと苦笑せざるを得ない展開になった
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ばぐ(プロフ) - 海宙さん» 海宙様お久しぶりです！私もワートリ再熱して書いてしまいました笑 ありがとうございます！今日も一日頑張ってください！ (2020年11月5日 5時) (
レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
海宙(プロフ) - まって！今ちょうどワートリ再熱してるんですけど、ワートリとばぐさんとか最高すぎん？って感じです！今まだ読んで無いんですけど絶対読むので読んだらまたコメントしますね！あーー楽しみ！生きる糧にして取り敢えず明日の学校頑張ります！ (2020年11月4日 22時) (レス) id: c037788408 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - おかかのおにぎりさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえて嬉しい限りです！前々からワートリの作品を書きたいと思っていたので本当に嬉しいです！これからもご愛読よろしくお願いいたします！ (2020年10月16日 5時) (レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
おかかのおにぎり(プロフ) - ばぐさまの作品全て読ませて頂かせてます！どの作品もとても大好きな神作者さんがとても大好きなワートリの小説を書いてくださるなんて感無量です！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年10月15日 21時) (レス) id: 64b2331bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年10月8日 20時
