無能なマフィアは有能な審神者でした

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貴方side

「よぉ。あんたが見習いか。ついてこい」

出迎えたのは傷だらけの短刀

庭は枯れてるし、柱は傷だらけ、最悪だな

一応血はないが障子は破れてる....

まるで廃墟だな。

気に入った！！

凄く楽しそう！

貴方『所で君誰？』

「俺は薬研藤四郎。」

貴方『へー。私は暁っていうの。こっちの兼さんは私の顕現した兼さん。』

兼「よろしくな。」

貴方『兼さんはえっとーまぁ薬研に案内してもらって他の子の所に行っていいよ。』

兼「あぁ。なぁ薬研、ここに国広はいるか」

薬研「いや、今は遠征に行ってるからここにはいないな」

兼「そうか」

薬研「ここだぜ。大将、見習いを連れて来た」

「入れ」

ずいぶんドスの効いた声だこと

私はすれ違った時にさりげなく薬研に触れて霊力を注いだ。

薬研は驚いていたが直ぐに兼さんを案内しに行った。

貴方『失礼します。見習いに来ました。さっきの和泉守兼定は私の連れです。』

「あぁ。俺は斎藤孝太。審神者名は五月雨だ。君の名前は、」

そういやラグナロクってかっこいいよな

金髪だし違和感ないから

ロク・ラーグナーとでも名乗っておく←

貴方『ロク・ラーグナーと申します。審神者名は暁です。よろしくお願いいたします』

五月雨...ゴマダレ

五月雨「ハーフかい？」

んなわけw

貴方『まぁ、そうです』

五月雨「なぁ、今日の夜俺の部屋に来てくれないか？書類のことで相談が、」

貴方『今ではだめですか？』

五月雨「もう、夕餉の時間だからな。」

貴方『分かりました。では夕餉を食べた後で伺いますね。そのあとで私はお風呂に入らせて頂きます。』

五月雨「あぁ。頼む。」

貴方『では、失礼しますね。』

クッソアイツの霊力？あれクッソ

なにあれレベルでヤバいよ

てか書類の相談とかなんだよ！

私新人なんですけど！

書類やる気ねぇ

人間と同じ空間に居るだけでも吐き気がするのに来いとか最悪やん！

やだなぁ

そう思いながら角を曲がると何かにぶつかってしりもちをついた。

貴方『痛った。え、なに敵襲！？』

「ご、ごめんなさい。」

少し目線を落とすとピンクの髪の毛の男の子が頭を下げていた。

貴方『え、あぁ大丈夫。私が見てなかっただけだから、ごめんね？えーっと』

「あ、秋田藤四郎です」

貴方『うん、覚えた。ごめんね、怪我してるね』

そっと頭を撫でて霊力を注いだ

「て、手入してくれたんですか？ありがとうございます！」

貴方『うん、バイバイ』

秋田「はい！」

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