無能なマフィアは有能な審神者でした

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中也side

今日はアイツが定時を過ぎても俺の執務室に来なかったから探していた。

部下に聞いてみたりしたが見てねぇらしい。

おかしいと思ってアイツ直属の部下の太田に聞きに行ったら

太田「A先輩なら今朝首領に呼ばれていたので今は中原幹部の執務室か自分の資料室か自室で二度寝だと思いますよ。先輩が居る場所は全てインプットされてます！あっ俺もういきますね！」

太田「あぁそうだ。急いだほうがいいですよ。事が動き始めたので。これを逃すともう後はないですからね、と天我からの御告げです。」


と言っていたから何かあったんじゃないかと思った

太田の異能力は未来を正確に告げる天我(A命名の御告げ専門の神)から御告げを聞く能力

なお異能力に名前とかはないらしい


そして俺はアイツの部屋の前にいる

さっきからぶつぶつ独り言を言っているのだ

貴方『さようなら、』

悲しそうな声でそんな事を言ったもんだからノックもせずに扉をぶち開けたが、

そこには作成済みの資料と俺へ向けた手紙、首領に向けた手紙、アイツの直属の部下に向けた手紙、俺やアイツ以外の人も写った写真のみでアイツとアイツの私物のぬいぐるみは何処にもなかった。


中也「っクソｯ何処にいきやがったんだよ。」

俺は首領に手紙を渡して執務室に戻った

Aが残した写真には色が無くなっていた

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