無能なマフィアは有能な審神者でした

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貴方side

貴方『まぁ、明らかにおかしかったからね。目に光が無かったし、微かにアイツの霊力が感じられた』

薬研「すごいな...なにも出来なかった俺達とは違って」

貴方『それは分かんないけど、きっと乱も厚もへし切がもってんでしょ。ほら、術解けたから案内して？ってかいち兄のこと放置しててごめんね』

私はいち兄の縄をといて一応手入した

あ、へし切は術をといたときについでで手入した

一期「大丈夫だったかい？」

貴方『へーき。なにもされてないからね。さぁへし切君、案内して欲しいなぁ？』

長谷部「こっち...です」

貴方『無理に敬語にしなくていいのに』

長谷部「あの人はもういないのですね」

貴方『うん。敬語はずしていいよ？』

長谷部「主命とあらば」

貴方『うん。ん？命令じゃないよ？主命なんて堅苦しいしなんか怠いじゃん？へし切は自分の意思で行動していいんだから主命に縛られなくていいよ』

するとへし切は泣きながら土下座して謝ってきた。あと１つ要求してきた

長谷部「主！先ほどの無礼どうかお許しください！どうかそれ相応の罰を」

貴方『...なら、これからここで楽しく生きて、折れないでよ。そしたら、無礼とかもろもろ許す！本当の自分になって暮らしていいんだよ』

長谷部「主命とあらば！いえ、主命でなくとも必ず守ります！ありがとうございます！」

一期「一件落着ですな」

貴方『薬研は？』

一期「弟達のめんどうをみてくれているよ」

貴方『そっか。あ、ここだね。乱と厚の神気が微かに...呪いだ』

長谷部「そんな！数日前までは開いていたのに！」

貴方『うーん。兼さんが気をつけろって言ってただけあるな。しかもこれは刀剣男子じゃ触れないやつだ。触ったら呪いにかかるからね、確かジリジリ焼けるような暑さ...がキャッチコピーだっけな』

私がそこに張り付いてる札に触れるとバチィッと凄い音がしてギャラリーが集まってくる

一期「一旦戻って霊力を回復してから来たほうが...」

貴方『乱はもっと苦しいかもしれない、厚はもっと怖いかもしれない。私はまだ大丈夫だから離れててね。そこのギャラリーもだよ！呪いにかかりたくないなら離れといて』

ギャラリーは少し不満そうにさがっていった

私はそれを合図に霊力のほとんどを注ぐとパリンと札は割れた

貴方『開いた！乱！厚！』

そこには折れた乱藤四郎と厚藤四郎の本体があった

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