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11話 賢者 ページ34

その頃、加茂先輩は…

ヒュンヒュン!!
伏「!!」

パキャピッ
伏「(矢尻に小量の血…
やっぱ物理法則無視の軌道は加茂さんの術式か)」

加「同時にもう1種、式神を出せるだろ?
出し惜しみされるのはあまり気分がよくないね」

(玉犬が仕事中だっつうの)

伏「加茂さんこそ、矢ラス1でしょ
貧血で倒れても助けませんよ」

(赤血操術、自身の血とそれが付着したものを使う血筋大好きな御三家らしい術式だな)

加「心配いらないよ
これらは事前に用意したものだ」

(十種影法術、禪院家相伝の術式の1つ
影を媒介とした十種の式神術、真希や真依にコレが残っていればね)

バシュバンッ!!
ドカッ!!
伏「!?」

伏「ッ…(こんなパワーあったかこの人)」ビリビリ
加「よく反応したね、気を抜くなよ」ズズッ

シュッ…バンッ
伏「(呪力で守るの遅れた!!
スピードもパワーもまるで別人!!)」

加「(血を操るということは形状や運動だけでない体温・脈拍・赤血量などの血中成分まで自由自在)"赤鱗躍動"」

伏「ドーピングか!!」

加「よく気づいた
だが俗な言い方はやめてほしいね」

****

ピーヒョロロ…

その頃、私はというと鳥が寂しげに鳴くなか
ひたすら占っていた

『(タピオカって言うほど美味しいのか?)』

そんなことより占なわないとね

シャッっとカードを混ぜ配置した

『何回やっても見たものは同じか…』ハアハア

チラッと水晶をみて

『суишоу ё wаре но тойкаке ни котае мотомеру моно wо араwасе』

(水晶よ
我の問いかけに応え求めるものをあらわせ)

ポオッ…水晶が淡く光った
『これは!?なるほど…!!』

急いで歌姫先生に電話しなければ!!
下手したらみんなの命が…

その頃、モニタールームでは

悟「1対1か〜
みんなゲーム興味なさすぎじゃない」
歌「なんで仲良くできないのかしら」
悟「歌姫に似たんでしょ」
歌「私はアンタだけよ!!」

ブー
歌「あっ私のだ三輪から…?」
悟「なんかあったの?」
歌「もしもし三輪どうしたの?」

『…』

歌「うん
みんないるわよ」
悟「?」
「「「?」」」
学「…」

歌「三輪が今、電話してくるってことは
なんかあったのねビデオ通話にするわ」

『カラス様もいてくれたらよかったんですが…歌姫先生ありがとうございます正確にはまだ起こっていません、これからです』

悟「カラス様?」

歌姫先生、学長も交流会前に話した例の件おぼえてますか?

「「…」」
悟「例の件?」

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作者名:卯月 | 作成日時:2022年1月9日 23時

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