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熱(番外編) [アズールside] ページ24

朝食の為に談話室で3人が来るのを待っているんですが…………

ア「遅い……」

まったく来る気配が無い
何をしているのかと時計を見たと同時にバタバタと足音が聞こえてきた

ア「遅いで……」
ジェ「アズール!!」
ア「廊下は走らない
……どうしました珍しく慌てて」
ジェ「来てください!」

鬼気迫る表情で僕の腕を掴んだジェイドに引き摺られるように彼らの部屋へ向かえば何に慌てていたのかが判明した

フ「……アズール!」
ジェ「これは病気ですか?
治りますよね?」
ア「2人とも落ち着きなさい」

フロイドのベッドで苦しそうに息をしているAに触れようとしたらフロイドに手を勢いよく掴まれた

ア「……触らないと何もできませんよ」
フ「………触っちゃダメ」
ア「フロイド……」
ジェ「触れないんです」

眉根を下げたジェイドがAにかけていたタオルを退かすと黒いラインが特徴的なAの尾ビレが出てきた為手を引っ込める

これは……

ジェ「先程フロイドが触れた際にAが火傷してしまいまして……」
フ「アズール…どうしたらいい?」
ア「僕にも対処法が分からないですね………
それに触れないのでは動かすことも出来ない…変身薬は?」
ジェ「一度飲ませたんですがすぐに吐き出してしまいました」

今にも泣き出しそうなフロイドとジェイドにどうしたものかと頭をフル回転させれば数名の顔がうかぶ

少し待っていなさいと部屋を駆け出し目的の場所へ急いだ


食堂に駆け込み目当ての人物を探す

ア「ジャミルさん!
リドルさん!」
ジャ「どうしたんだ?
そんなに慌てて」
リ「そんなに声を荒らげるなんて珍しいこともあるんだね」
ア「リドルさんトレイさんの知恵をお借りしたいのですが今どちらに……」
ト「呼んだか?」

丁度席につこうとしていたジャミルさんと近くにいたリドルさんに声をかければ真後ろから声をかけられる

ジャ「いつもの3人はどうしたんだ?」
ア「それが……」

先程目にした状況を手短に説明したところ3人はそれがどんな状況なのかすぐに分かった様子だった

ト「それは風邪だろうな」
リ「フロイドたちには無縁だろうから知らなくても仕方ないね」
ジャ「確かにあの2人の場合菌が逃げそうだな」

とにかく寮へ
と廊下を駆け抜けフロイド達の部屋の扉を開けば凍える程の冷気に身を震わせた

ト「寒っ!!」
リ「部屋の中が氷だらけじゃないか……これでは凍えてしまうよ」

熱(番外編) [フロイドside] 2→←大きな水槽小さな魚 [フロイドside]



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つばさ(プロフ) - コロラドさんさん» お久しぶりです! おかげさまでゆっくりですが第3章に近づいてます!どんな風にニヤニヤさせるか全力で考えていますので是非楽しみにしてください!頑張ります!!! (2020年4月27日 7時) (レス) id: 7490244828 (このIDを非表示/違反報告)
コロラドさん - 作者さんお久しぶりです! 毎日楽しく読ませてもらってます^∀^ あと少しで続編ですね! 作者さんが書くオクタ編すごく楽しみです!! 更新頑張ってください、応援してます!! (2020年4月26日 21時) (レス) id: afd7c45b6a (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 面白い続きが気になる (2020年4月19日 18時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - え、可愛い(*´ч`*) (2020年4月16日 10時) (レス) id: a9a58cba1a (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ねこさん» ありがとうございます! (2020年4月12日 11時) (レス) id: af11faabe2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つばさ | 作成日時:2020年4月8日 23時

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