《あんスタ！》失われた輝きと、囚われの舞姫。(明星スバル) (ページ5)

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第3章 1舞暴れ出す妄想の世界。ページ5

今日の帰宅は少し遅めになってしまった。
「卵焼き美味しかったなぁ…」
ふと今日の出来事を思い出す。やっぱりあの出来事は思い出すだけで思わずにやけてしまう。
多分彼女はわかっていなかったかと思うが、卵焼きを掴み、俺の口に入れたあの箸は彼女が口に含んだ物…無意識だったら後で羞恥心で俺に会う度に頬を真っ赤に染めるだろう。意識していたらそれは…いや、勘違いは良くない。
でも、凄く可愛い笑顔が見れたのは何にも変えられぬ報酬だ。あんな可愛い笑顔を見たら、誰だって惚れてしまうだろう。
自分でも正直気持ち悪い思考だと思いつつ、スマホを見つめる。
画面のスライドする度に正気を失えそうな…そんな気がする。
「可愛い、可愛いA……俺のお嫁さんにならないかなぁ？」
そう言いながら、風呂上がりで濡れた髪をタオルで拭くと、そのまま電気を消し、ベッドへダイブした。
「Aは…俺の…お嫁さんだから……誰にもあげないよ…。」

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