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夏油side
ーーー
ーー
ー
「自分で、勝手に比べてない？
止めようよ、比べること。
貴方には貴方だけの技術や力量、頭の回転の速さ、理解力、応用力、適応力とか、たくさん自信を持てるべき物があるじゃない。
夏油さんは夏油さんの強さ、良さがある。
自分を卑下しないで。」
…悟とは背中を預け合える程信頼し、お互いの実力を認め合い…最強だと自負していた。
いつの間にか悟は１人で難しい任務を遂行し、どんどん差がひらいてしまった実力と実績。
自分には無い、悟の力に嫉妬を抱いていた。
「…夏油さんは十分強いよ。
私は、夏油さんの強さを認めるし、貴方が悩みながらも沢山の人を救ってくれた事に感謝してる。
だから、苦しい時は苦しいって言っても良いよ。辛いときは辛いって言っても良いよ。
１人で溜め込まないで…貴方は１人じゃない」
『…水神…』
「私だけじゃなくて、いろんな人…友だちに聞いて貰うのも良いよ。
特に五条さんに」
『悟にか…？』
「だって、２人はお互いを認め合っている…いわゆる、親友でしょ？
友人であり、背中を預け合える程信頼し合った呪術師の彼ほど相談相手に適任は居ないと思う。
その…まぁ、五条さんも結構ひねくれてると言うか、言葉が荒いと言うか…」
『ﾌｯ…オブラートに包まなくても大丈夫だ』
「うーん、夏油さんと正反対の性格だけど、そんな五条さんだからこそ気づける発見というか…」
『そうだね…君の言葉を聞いて、少し心が軽くなったよ』
「…夏油さん、貴方は１人じゃないの。
だから、１人で背負い込まないで。
１人で悩まないで。」
『ありがとう水神…
最後に１つお願いを聞いてくれないか？』
「私に出来ることなら良いよ」
『…私の名前を呼んでくれないか？』
「……」
『…頼む…』
「………傑…」
『っ!!』
「…傑は１人じゃないよ…」
『あぁ…ありがとう。
おやすみ……A…』
「…うん、おやすみなさい。
よい、夢を…」
電話を切り、暗くなった画面をじっと見る。
“「…傑…」”
心地良い…
ぎゅっと心臓を鷲掴みにされたような感覚。
嗚呼…愛おしい…
私には彼女が必要だと、心が叫んでいる。
彼女の言葉が支えになる。
彼女の全てが欲しい。
彼女を独占出来たら、どれ程良いのだろう…
そして、確信した。
夢の中の女性と彼女は同一人物だと。
……君は一体、何者なんだ……
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
