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夏油side
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『……やはり、私が悟の友人では釣り合わないのか…と…』
「そんな事はない」
『…他人に言われずとも、そんな事は心のどこかでは思っていた…
が、実際に言われてしまうとー…』
「ねぇ、傑。
友達に釣り合う、釣り合わないなんて無いの。
それに五条さんなら、嫌な者は突っぱねるんじゃない？
お前は嫌いだ、近寄るなって。
それに友人かどうかを決めるのは当の本人であって、他人じゃない。
他人に、お前は友人じゃないって言われたからって、友達止めます…じゃないでしょ？」
『あぁ…』
「不安なら五条さんに聞けば良いよ。
私たちは友人か？って。
五条さんも最初は照れて素直に返事をくれなくても、当たり前だろって言ってくれるよ。
私の命を賭けても良い…それぐらい私は確信してる」
『ﾌｯ…そこまで賭けなくても大丈夫だ。』
「でも、それくらい確信してる。
五条さんは傑のこと自慢の友達だって思ってるって」
『ありがとうA。
少しスッキリしたよ』
「これぐらいしか言ってあげられないし、聞いてあげられないけどね。
白玉も、傑を励ましてあげて。
大丈夫だにゃ〜ってね」
「ナァァァア！」
彼女が白玉の手を持って、台詞に合わせて手を挙げさせた。
それに合わせて白玉も大きな声で鳴いた。
あまりにもタイミングが良いため、クスクスと笑えてしまった。
すると“カリカリ…”とまた引っ掻く音がした。
「あ、もう１人傑を励ましてくれる子来たよ」
『開けても良いのかい？』
「うん、良いよ」
襖を開けると、襖の前に黒い猫がちょこんと座って待っていた。
そして、私のことをジッと見上げてきた。
「黒蜜、入って良いよ」
「ニャァ…」
『へぇ、賢いんだね。
この子も同じ種類なのかい？』
「そうだよ、黒蜜くんでーす」
「にゃぁ〜」
「君も傑のお友達になってくれるかにゃ？」
「にゃぁ」
「ふふっ、私、飼い主バカなの」
『良いんじゃないか？』
間接的に彼女の“にゃ”と猫語が聞けた。
それに猫にデレデレとしている姿は初めて見るし…グッと来るものがある。
ましてや、すっぴんにルームウェアなんて、無防備過ぎないか？
すっぴんと言っても、ほとんど変わりなく…むしろ幼く見えて可愛らしい。
白「ナァァア〜！」
黒「にゃぁ〜」
『ﾌｯ…何が欲しいのかな？』
彼女を観察をしていると２匹とも私にすり寄って来た。
案外、猫も良いものだな…
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
